宜野湾市議会 > 2019-09-18 >
09月18日-03号

  • "後期高齢者医療制度"(/)
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  1. 宜野湾市議会 2019-09-18
    09月18日-03号


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    令和 元年  9月 定例会(第423回)   令和元年第423回宜野湾市議会定例会会議録(第3日目)                       午前10時01分(開議時刻)            令和元年9月18日(水)                       午後3時38分(散会時刻)1.出席議員(25名)     議席番号   氏名    議席番号   氏名       1   上地安之     2   伊佐文貴       3   平安座武志    4   又吉 亮       6   上里広幸     7   宮城政司       8   宮城 力     9   濱元朝晴      10   宮城 司    11   石川 慶      12   宮城 克    13   山城康弘      14   真喜志晃一   15   知念秀明      16   玉城健一郎   17   伊佐哲雄      18   屋良千枝美   19   知名康司      20   呉屋 等    21   平良眞一      22   桃原 朗    23   伊波一男      24   岸本一徳    25   桃原 功      26   米須清正2.欠席議員(1名)     議席番号   氏名    議席番号   氏名       5   栄田直樹3.説明のために出席した者      職名       氏名     職名       氏名     市長       松川正則   副市長      和田敬悟     教育長      知念春美   上下水道局長   島袋清松     総務部長     伊波保勝   企画部長     米須良清     基地政策部長   鈴木宏治   福祉推進部長   岡田洋代     健康推進部長   比嘉直美   市民経済部長   国吉孝博     建設部長     古波蔵 晃  教育部長     比嘉 透     指導部長     甲斐達二   消防長      浜川秀雄4.議会事務局出席者      職名       氏名     職名       氏名     事務局長     東川上芳光  課長       多和田眞満     議事係長     平田駒子   議事担当主査   大城拓也     主任主事     渡嘉敷 真  主任主事     棚原裕貴5.会議に付した事件は議事日程第3号の2及び第3号のとおりである。              議事日程第3号の2         令和元年9月18日(水)午前10時01分開議 日程第1 議会運営委員会審査期限延期要求について 日程第2 福祉教育常任委員会審査期限延期要求について 日程第3 決議案第5号 米軍普天間飛行場所属CH-53E大型輸送ヘリコプター部品落下事故に対する抗議決議 日程第4 意見書第8号 米軍普天間飛行場所属CH-53E大型輸送ヘリコプター部品落下事故に関する意見書 日程第5 議案第45号 令和元年度宜野湾市介護保険特別会計補正予算(第2号)             (福祉教育常任委員長報告) 日程第6 議案第64号 大謝名児童センター建替工事(建築)の議決内容の一部変更について             (福祉教育常任委員長報告)              議事日程第3号 日程第1 一般質問   (1)屋良千枝美     (2)濱元朝晴   (3)知名康司      (4)呉屋 等 ○上地安之議長 ただいまから第423回宜野湾市議会定例会第3日目の会議を開きます。(開議時刻 午前10時01分) 本日の日程は、お手元に配付してあります議事日程表第3号の2から進めてまいります。 ○上地安之議長 休憩いたします。(休憩時刻 午前10時01分) ○上地安之議長 再開いたします。(再開時刻 午前10時02分) 日程第1.議会運営委員会審査期限延期要求について、日程第2.福祉教育常任委員会審査期限延期要求について、以上2件を一括して議題といたします。 本2件については、お手元に配付してあります申出書のとおり、議会運営委員会に陳情第17号を、福祉教育常任委員会に議案第55号を付託して、9月13日までに審査を終えるよう期限を付してありましたが、会議規則第43条第1項の規定により、それぞれ9月25日まで審査期限を延期されたい旨の要求があります。 ○上地安之議長 休憩いたします。(休憩時刻 午前10時03分) ○上地安之議長 再開いたします。(再開時刻 午前10時03分) 本2件については、委員会の要求のとおり、審査期限を延期することに御異議ありませんか。     (「異議なし」という者あり) ○上地安之議長 御異議ありませんので、さよう決定いたしました。 ○上地安之議長 休憩いたします。(休憩時刻 午前10時03分) ○上地安之議長 再開いたします。(再開時刻 午前10時03分) 日程第3.決議案第5号 米軍普天間飛行場所属CH-53E大型輸送ヘリコプター部品落下事故に対する抗議決議、日程第4.意見書第8号 米軍普天間飛行場所属CH-53E大型輸送ヘリコプター部品落下事故に関する意見書、以上2件を一括して議題といたします。 本2件に対する提出者の提案趣旨説明を求めます。基地関係特別委員長。 ◆知名康司基地関係特別委員長 皆さん、おはようございます。ただいま一括して議題となりました決議案第5号及び意見書第8号につきまして、提出者を代表いたしまして朗読により提案をいたします。          米軍普天間飛行場所属CH-53E大型輸送ヘリコプター部品落下事故に対する抗議決議 去る8月27日午後5時半頃、米軍普天間飛行場所属のCH-53E大型輸送ヘリコプターが、沖縄東海岸沖8キロメートルで、重さ約1キログラムの窓を落下させるという事故が発生した。その事故について沖縄防衛局より沖縄県や関係自治体に連絡があったのは事故発生後2日が経過した29日であった。 現時点での被害状況は不明であるが、一歩間違えれば人命にかかわるような重大な事故にもかかわらず、事故発生から2日を要した今回の連絡のおくれは、市民・県民に対する安全軽視のあらわれであり、断じて容認できない。 2017年12月13日には、普天間第二小学校の運動場へCH-53Eヘリコプターの窓枠が落下する事故が発生し、ことしの6月4日には、浦添市立浦西中学校に同型機の部品が落下したばかりである。これまでも事故が起こるたびに関係機関に対し、実効性のある再発防止策を講じるまでの間の飛行禁止を求めてきたが実行されることはなく、前回の事故から3カ月もたたない間に事故が発生した。 本市議会が再三再四、再発防止策の徹底を要請してきたにもかかわらず、このような重大事故がたびたび起きることに対して憤りを感じるとともに、不安を感じる市民感情を無視し、今回の事故後も原因究明及び再発防止策が実施されない状況の中、同型機が飛行し続けていることに激しい怒りを禁じ得ない。 よって、本市議会は市民・県民の尊い生命及び財産並びに安心・安全な生活を守る立場から、CH-53E大型輸送ヘリコプターのたび重なる落下物事故に対して、厳重に抗議するとともに、下記の事項が速やかに実現されるよう強く要求する。                 記一 米軍機による事故等が起こった際、関係自治体等に対し速やかに情報提供を行えるよう、日米双方の連絡体制を構築すること。一 日米両政府の責任のもと、全ての機体の徹底した安全確認を行い、実効性のある再発防止策を講じるまでの間の飛行禁止一 普天間飛行場の即時運用停止と1日も早い閉鎖・返還を実現すること。一 日米地位協定を抜本的に改定すること。 以上、決議する。 令和元年9月18日                          沖縄県宜野湾市議会 次の意見書第8号につきましては、内容が決議案と同じでありますので、朗読を割愛いたします。 以上で提案説明を終わりますが、慎重審議の上、御賛同賜りますようよろしくお願いいたします。 ○上地安之議長 休憩いたします。(休憩時刻 午前10時09分) ○上地安之議長 再開いたします。(再開時刻 午前10時09分) 本2件については、質疑、委員会付託、討論を省略し、表決に移りたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」という者あり) ○上地安之議長 御異議ありませんので、さよう決定いたしました。 これより決議案第5号を起立により採決いたします。本件は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (総員起立)(賛成24:反対0) ○上地安之議長 総員起立であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、意見書第8号を起立により採決いたします。本件は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (総員起立)(賛成24:反対0) ○上地安之議長 総員起立であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。 なお、お諮りいたします。ただいま可決されました決議案第5号及び意見書第8号に係る要請行動については、議長及び基地関係特別委員会委員をして、県内各機関へ要請することにしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」という者あり) ○上地安之議長 御異議ありませんので、さよう決定いたしました。 ○上地安之議長 休憩いたします。(休憩時刻 午前10時11分) ○上地安之議長 再開いたします。(再開時刻 午前10時12分) 日程第5.議案第45号 令和元年度宜野湾市介護保険特別会計補正予算(第2号)、日程第6.議案第64号大謝名児童センター建替工事(建築)の議決内容の一部変更について、以上2件を一括して議題といたします。 本2件に対する委員長の報告を求めます。福祉教育常任委員長。 ◆山城康弘福祉教育常任委員長 ただいま議題となりました議案第45号 令和元年度宜野湾市介護保険特別会計補正予算(第2号)、議案第64号 大謝名児童センター建替工事(建築)の議決内容の一部変更について、以上2件の審査の経過及び結果を一括して御報告いたします。 本委員会は、令和元年9月11日から3日間の日程で委員会を開催し、審査に当たっては総務部次長、健康推進部次長福祉推進部次長を初め契約検査課長こども企画課長及び関係職員の出席を求め、関係資料を提出させ、説明を聴取して審査を行ってまいりました。 議案第45号における主な質疑内容として、2億1,046万7,000円を繰り越す理由について質疑がなされ、これに対し、当初予算の編成時に見込んでいた介護給付費及び地域支援事業費が見込みを下回ったためとの答弁がございました。下回った理由については、居場所づくりや通いの場の拡大により、現行相当サービスの利用者が適正化され、介護給付費及び地域支援事業費を抑制できたためとの説明がございました。 次に、議案第64号における主な質疑内容として、第419回定例会で議決された大謝名児童センター建替工事(建築)請負契約の契約金額を増額する理由について質疑がなされ、それに対し、磁気探査で異常を示すポイントが見つかったため、掘削等による確認調査が必要となったことなどが主な要因との説明がございました。 以上が議案第45号及び議案第64号についての主な審査経過であり、慎重に審査した結果、それぞれ全会一致で議案第45号については原案可決、議案第64号については同意すべきものと決定いたしております。 以上、御報告申し上げて、あとは皆様の御質疑にお答えしたいと思います。 ○上地安之議長 ただいまの委員長報告に対する質疑を許します。     (「進行」という者あり)
    上地安之議長 質疑もないようですので、質疑を終わり、あわせて委員長報告も終わりたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」という者あり) ○上地安之議長 御異議ありませんので、さよう決定いたしました。 ○上地安之議長 休憩いたします。(休憩時刻 午前10時16分) ○上地安之議長 再開いたします。(再開時刻 午前10時16分) まず、議案第45号に対する討論を許します。     (「省略」という者あり) ○上地安之議長 討論もないようですので、討論を終わり、表決に移りたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」という者あり) ○上地安之議長 御異議ありませんので、さよう決定いたしました。 これより議案第45号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」という者あり) ○上地安之議長 御異議ありませんので、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第64号に対する討論を許します。     (「省略」という者あり) ○上地安之議長 討論もないようですので、討論を終わり、表決に移りたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」という者あり) ○上地安之議長 御異議ありませんので、さよう決定いたしました。 これより議案第64号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は同意であります。本件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」という者あり) ○上地安之議長 御異議ありませんので、本件は同意されました。 以上で議事日程表第3号の2は終了しましたので、これより議事は議事日程表第3号により進めてまいります。 日程第1.一般質問を行います。一般質問は時間の制限を行います。質問時間は、答弁を含めないで1人30分以内といたします。18番 屋良千枝美議員の質問を許します。屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) ハイタイ、グスーヨー、チューウガナビラ。ワンネー、議席番号18番、社民党の屋良千枝美ルヤイビーン。ミーシッチョーチ、キミソーリヨータイ、チューヤ、しまくとぅばの日ルヤイビーン。やっとできました。やはりトップは疲れます。 さて、9月になりますと、朝夕めっきり涼しくなり、秋の気配を感じるようになりました。先月、70歳の友人から、「ゆいレールのちゃーがんじゅう乗車券があるから一緒にお茶しない」と電話がありました。私は、「ちゃーがんじゅう」と、それ何と思いながら那覇のほうへ向かいましたが、友人は年をとるのは抵抗があるけれども、このがんじゅう1日乗車券を知ってから、70歳の誕生日を迎えることがとても待ち遠しかったと言っておりました。私は、モノレールの窓口で通常800円の1日乗車券を購入し、彼女は那覇市民であることがわかる運転免許証を提示して、300円のがんじゅう1日乗車券を購入しました。早速モノレールに乗車し、2駅目でおりて、本屋をのぞき、大手の書店へと移動して本を買いました。さらに、デパートのしゃれたカフェでコーヒーをいただき、気取って本を読み、さらにモノレールでウインドーショッピングへ出かけ、そして夕飯の買い物をして帰宅をいたしました。他愛ない1日でしたが、300円のがんじゅう1日乗車券は、彼女の週末をますます充実させているように思いました。高齢者が元気に楽しく外出できるがんじゅう1日乗車券は、那覇市において高齢者福祉のすばらしい取り組みではないかと思いました。 それでは、本題に入らせていただきます。まず初めに、高齢者介護と福祉の充実についてでありますが、団塊の世代が75歳の後期高齢者世代を迎える2025年になると、高齢者を支える社会保障体制がパンクするのではないかと懸念が高まっております。市長の施政方針の中でも2025年問題に高齢者が住みなれた地域で自分らしく暮らし続けられることができるとあります。 そこで、お伺いいたします。今後、2025年問題が本市にとって医療、介護、福祉サービスなどにどのような影響を及ぼすのか、本市の対応のあり方についても御答弁をお願いいたします。 あとは自席にて質問していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎比嘉直美健康推進部長 おはようございます。屋良千枝美議員の御質問にお答えいたします。議員が先ほど御指摘されましたとおり、2025年には団塊の世代が75歳を迎え、超高齢社会が到来いたします。本市は高齢化率が19%であり、若いまちでございますが、本市におきましても2025年以降は、これまで市を支えてきた団塊の世代が医療や介護、福祉サービスを受ける側に回る一方で、支える側の生産年齢人口は減少してまいります。このため、医療、介護、福祉いずれにおきましても財政負担の増加や人材確保といった面で、他保険者同様に社会保障財政の運営に影響が出るものと考えられます。社会保障財政への影響を必要最小限に抑え、高齢者が安心して暮らせる宜野湾市を目指し、介護予防や在宅医療、介護連携、認知症施策等に取り組んでいるところでございます。 ○上地安之議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) 部長、ありがとうございます。2025年は本市の4人に1人が75歳以上という超高齢者社会を迎えると言われております。団塊の世代が一気に給付を受けることになるので、財政バランスが崩れてしまい、今後介護費用も膨れ上がってしまう。介護職員も不足した状態になると考えられております。このまま進むと大変な時代を迎えることになるのです。 そこで、お聞きいたしますが、団塊の世代が65歳の前期高齢者を迎えた2015年、なぜ大きな騒ぎにならなかったのか。1947年から1949年生まれの団塊の世代は、2015年には全員が65歳以上の前期高齢者を迎えました。介護保険サービスの利用対象となる75歳以上ですが、なぜ2015年よりも2025年のほうが状況は深刻なのでしょうか、その点を掘り下げてもう一度御答弁をお願いいたします。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎比嘉直美健康推進部長 御質問にお答えいたします。先ほど答弁しましたとおり、2025年には団塊の世代が75歳を迎えます。本市の介護認定におきましては、74歳以下の前期高齢者の介護認定率は約4%であるのに対し、75歳以上の後期高齢者の介護認定率は約28%まで上昇します。加えて介護と医療が必要な方の増加や加齢に伴う病院受診回数の増加も出てまいりますので、2025年のほうがより状況が深刻というふうに捉えてございます。 ○上地安之議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) ありがとうございます。部長の答弁で60歳代は元気な方が多いことがわかるのではないかと思います。要支援や要介護の認定を受ける割合でも65歳から69歳は3%で、70歳から74歳は6%ほど、そして90%の方々は自立して元気に生活していることが理解できると思います。 また、介護サービスの利用年齢も65歳以上からです。そして、さらなる老人ホームの入居者資格も65歳以上であります。しかし、実際には、ほとんどの前期高齢者はそのサービスを利用していないという状況なのです。それが75歳以上の後期高齢者になると、一気に要介護者が急増し、2025年問題の本質がここに見えてくると思います。 このように私たちの社会は、これまで例を見ないようなスピードで高齢化が進んでまいります。今後、寝たきりや介護が必要な高齢者が急激にふえることが見込まれるのではないでしょうか。介護が必要になったらどうしようという思いは、高齢者とその家族だけの問題ではなく、介護の期間が長期化したり、介護する家族も高齢化が進んでまいります。誰もが不安を抱いているのです。 そこで、お伺いいたしますが、高齢者が自立した生活を支援する介護予防の目的と、どのような効果があるのか御答弁をお願いいたします。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎比嘉直美健康推進部長 御質問にお答えいたします。まず、介護予防の目的ですが、高齢者が要介護状態になることを予防し、できるだけ要介護状態になることをおくらせること及び要介護状態になってもその悪化をできる限り防止するとともに、要介護状態の改善を目指すことを目的とするというふうに介護保険法で位置づけられてございます。 次に、効果でございますが、地域支援事業における総合事業や自立支援型地域ケア会議生活支援体制整備事業等を通して、介護予防対策を行っております。利用者や対象者の中には、日常生活動作が改善している方や維持できている方も多く、適切に実施され、効果が出ているものと評価してございます。また、老人福祉センターにおきましても、多種多様なサークル活動や講座が行われており、通いの場も増加しております。楽しみながら介護予防につながる取り組みが広がりつつあることを感じてございます。 ○上地安之議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) 今後、2025年問題の深刻度を軽減するには、75歳過ぎても要介護状態に陥らないこと、そして少しでも健康寿命を延ばすこと、本当に言うことは大変簡単なことですが、健康維持の努力が最も重要ではないかと思います。将来、医療の抑制のためにもしっかりと介護予防に取り組むことが重要になってくるのではないかと思います。 本市は、元気高齢者9割を目標に健康づくりやスポーツ、趣味、そして文化活動など、高齢者の皆さんが外出する機会をふやし、生きがいづくりを応援する事業を推進していくことが大切だと思いますが、そこでお伺いいたします。 平成19年より高齢者の閉じこもり予防として、生きがいづくりを応援するシルバーパスポート事業を実施してまいりました。そのシルバーパスポート事業の内容や目的、これまでの実施状況についても御答弁をお願いいたします。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎比嘉直美健康推進部長 御質問にお答えいたします。シルバーパスポート事業は、議員からもありましたとおり、健康づくりやスポーツ等を通して外出する機会をふやし、閉じこもりを防止するとともに、生きがいづくりを応援することを目的としております。具体的には、シルバーパスポートカードシルバーパスポートクーポン券がございます。パスポートカードは、市内公共施設等の利用料免除や民間の協力事業所での割引等を実施いただくことで外出の機会をふやし、前期高齢者のうちから健康づくりや体力づくりを支援するもので、満65歳以上の方が対象となります。クーポン券につきましては、市内の協力事業所で利用できる500円の利用割引券を1年分交付するもので、満75歳以上の方が対象となります。交付率につきましては、平成30年度はパスポートカードが98.2%、クーポン券は58.8%でございます。また、パスポートカード協力事業所数は11カ所、クーポン券の協力事業所数は74カ所となってございます。事業決算額は2万8,000円余りとなってございます。 済みません。失礼いたしました。2,872万7,000円となってございます。 ○上地安之議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) ただいま部長の説明がありました。高齢者の元気づくり、生きがいづくりを支援するためのシルバーパスポート事業でありますが、そのカードを提示することで協力事業者のレストラン、スーパーなどで割引に利用でき、またシルバーパスポートクーポン券を1カ月500円の金券として使えるということです。私の90歳になる義理の母もこのクーポン券で毎月美容室で髪をきれいにしてもらうことをとても楽しみにしております。このように多くの高齢者が喜んで利用しているクーポン券、本市の行財政改革の見直しでシルバーパスポート事業が廃止や一時凍結などと実施項目に示されております。この12年間、市民に親しまれ取り組んできた事業です。利用してこられた高齢者の皆さんや協力事業所の方々にはどのように説明し、周知なさるのでしょうか。 また、シルバーパスポート事業のメリットやデメリットなどもいま一度御説明願えますか。よろしくお願いいたします。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎比嘉直美健康推進部長 御質問にお答えいたします。宜野湾市行財政改革調査・検証等業務報告書において、シルバーパスポート事業の取り組み方向としましては、廃止となっており、1年から2年をめどに実施と記載されてございます。現時点においては廃止が決定しているわけではなく、報告書の結果をもとに当該事業を費用対効果や財政面、市民への影響等を総合的に見直し、検討している段階でございます。取り組み方向を最終判断した際には、その内容に応じ適切に対応してまいりたいというふうに考えてございます。 それから、シルバーパスポート事業のメリット、デメリットについての御質問でございますが、まずメリットといたしましては、パスポートカードの交付率は、近年100%に近い数値で推移していることと、それからクーポン券の平均利用率も約80%ということになっており、高齢者の外出支援や生きがいづくり、健康づくりに一定程度寄与しているものというふうに考えております。 一方、デメリットとしましては、パスポートカードについては市の利用助成があるクーポン券とは異なり、事業所の企業努力によりサービスを実施していただいているところがございます。財政的に御負担をかけている一面もあり、協力事業所数がなかなか伸びないという現状がございます。また、クーポン券を利用できる協力事業所の所在地に偏りがありまして、利便性のバランスがとれていない状況もございます。 加えて、決算額で見ますと、平成19年度は約240万円でしたが、平成30年度は約2,900万円となってございます。2025年には、高齢者の人口が増加する見込みでございまして、事業費は約4,300万円と試算してございます。このような状況を踏まえまして、先ほど答弁しましたとおり、当該事業を総合的に見直し、検討している段階であるということを御理解いただきたいというふうに感じているところでございます。 ○上地安之議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) 今、部長の説明の中でもこのシルバーパスポートの利用者の数はかなり大きいことが理解できます。市長は、施政方針の中でも高齢者介護、福祉の充実について、チュイシージーの心で支え合う、高齢者が笑顔で住み続けられるまち宜野湾を基本理念として挙げられております。このように高齢者の皆さんが外出する機会をふやし、閉じこもりを防止する。さらに、生きがいづくりを応援するシルバーパスポート事業、そのすばらしい取り組みを廃止してよいのでしょうか。また、それにかわる事業などもどういうふうに考えておられるでしょうか、御答弁をお願いいたします。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎比嘉直美健康推進部長 御質問にお答えいたします。先ほどの答弁とも重複いたしますが、現時点では当該事業を費用対効果や財政面、市民への影響等を踏まえた上で継続実施、形を変えての実施、廃止等あらゆる角度から検討中でございます。その過程におきまして、御質問にございました代替事業につきましても、必要性や規模等に関しまして、あわせて検討されるものというふうに考えてございます。 ○上地安之議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) 高齢者の皆さんは、必要効果は高いのではないかと思います。少子高齢化が急速に進む中、国は人生90年時代にふさわしい社会への転換を推し進めることを目指しています。高齢者になっても住みなれた地域で自立した生活を最期までできるようにする。そして、全ての世代が支え、支えられるまちづくりをと示しておりますが、市長の基本理念の中でも、高齢者が笑顔で住み続けられるまち、本市も福祉の充実に向けて取り組んでいただきたいと思います。 それでは次に、国民健康保険税の値上げについて質問をしていきたいと思います。国民健康保険税の見直し案の趣旨説明で、国民健康保険は他の社会保険と比較しても加入者の平均年齢が高く、1人当たりの医療費も高い反面、平均所得は低い状況にあると示しております。また、職業の状況を見ても高齢者やパートなど被用者が多く、制度開始からきょうまで社会状況の変化など大きく影響をしているなどという説明がございました。 このように社会状況や国保の現状を把握しているにもかかわらず、なぜ財政困難を理由に国保税の値上げに踏み切るのでしょうか。また、23年間、長きにわたって国保税を値上げせずに維持し続けてきたその努力をどのように受けとめ、国保財政の改善を図っていくのか、御答弁をお願いいたします。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎比嘉直美健康推進部長 御質問にお答えいたします。平成12年度の介護保険制度並びに平成20年度の後期高齢者医療制度の創設を除きまして、本市単独での保険税見直しについては長らく行ってきておりませんでした。その理由としましては、やはり加入者の方々の負担をなるべく抑えたいという政策的な判断があったことなどにより、国保事業に取り組んできたというふうに考えております。 御質問の今回なぜ保険税の見直しを行うかにつきましては、国保加入者数は社会保険への加入、後期高齢者医療制度への移行などにより年々減少しておりますが、1人当たりの医療費は年々増加してございます。収支不足の状況が続いている状況にあります。 これまでは一般会計からの法定外繰入金で補填をしてきておりますが、やはりこれは国保加入者以外の方々の税金を充てておりますので、少なからず減らしていく必要があることと、一般会計におきましても社会保障の増加並びにさまざまな社会ニーズに対応する費用の捻出など、今後も厳しい財政状況が予測されますので、今回の見直しに取り組んできております。議員の皆様にも御理解をいただきたいというふうに存じ上げます。 そのほか、令和6年度から沖縄県が県内市町村の保険税統一を目指すという方針を掲げておりまして、本市としましても急激な負担増にはならないよう、見直しにつきましては必要に応じて段階的に検討していきたいというふうに考えてございます。 ○上地安之議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) 国民健康保険の加入者には、高齢者、そして商売不振にあえぐ自営業者、社会保険に入れないフリーターなど、社会的に弱者と言われている人が多くを占めております。ですから、自然と医療費も膨らんでいくと思います。その医療費の半分を低所得者に保険税として支払いを課しているのです。払いたくても支払えない保険税額にはなっていないでしょうか。 このように国民健康保険税の値上げは、医療を必要とする多くの方々にこれ以上の負担を課すことになってはならない。市民は値上げに対して納得できるでしょうか。低所得者や社会的弱者の方々をどのように考え、周知をなさるのでしょうか。また、値上げすることによって収納率の低下が懸念されるのではないかと考えますが、その点を含めて御答弁をお願いいたします。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎比嘉直美健康推進部長 御質問にお答えいたします。御承知のとおり国民健康保険は、所得の低い方々の割合が高くなっておりますので、保険税負担をなるべくふやさない方策を進めていく必要があると思います。一方では、国保の赤字負担をしている一般会計の負担につきましても、恒常的にふやしていくことは難しいため、当面は一部保険税の改定と合わせて、一般会計からの補填による国保財政の運営方針のもと、財政健全化を図ってまいりたいというふうに考えております。 加入者の皆様には、説明会や広報、市報やホームページなどを通しまして、しっかりと周知していきながら、御理解をいただきたいというふうに考えております。 また、医療費適正化、保健事業及び健康づくり事業など、医療費抑制の取り組みにつきましても、さらなる推進に努めていくとともに、国に対する沖縄県の国保財政支援の要請につきましても、県を初めとした県内6団体と連携協力を図りながら、継続して取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。 それから、値上げすることによって収納率の低下が懸念されるのではという御質問でございますが、これにつきましては、今回の保険税改定におきまして、約1億2,200万円ほどの調定額の増額を見込んでおりまして、収納率につきましては94%程度と想定いたしまして、約1億1,400万円ほどの収入増を見込んでございます。しかしながら、議員御指摘の保険税改定による収納率の低下につきましても、やはり懸念されるところではございますが、加入者の皆様には、これまで以上に丁寧な御説明を行うなど、納付相談体制を整えていくとともに、未申告者対策にも力を入れながら、適正課税並びに軽減適用をしっかりと行いまして、加入者負担の適正化に努めてまいりたいと考えてございます。 ○上地安之議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) 値上げによって1億円余りの収入増が見込まれるということです。国保税の未納者が全国でもふえてきているのが今現状にあります。国民健康保険税の引き上げは納得できるものではありません。生活費を切り詰め、子供の教育費や税金を納めている方からの相談がありました。給与所得が年間200万円の収入世帯で、妻と子供3人家族の国保税ですが、これは介護分も含めて17万6,200円を今現在支払っております。しかし、今回例示されている値上げの改定案を査定すると、19万5,600円で、約2万円が増額となるわけです。その家族は年末に第2子が誕生する予定ではありますが、国保税の値上げに家計のやりくりが大変になっていくということを嘆いておりました。低所得者や医療を必要とする人が多くを占めている国民健康保険の加入者に、これ以上の負担を課してはならないと思います。高過ぎる国保税を引き下げることこそ、我が宜野湾市の働きであり、本当に政治の責任ではないかと思います。 それでは、次の質問に入りたいと思いますが、学校現場における性別で分けない名簿の取り組みについて伺いたいと思います。 本市も平成29年度より男女混合名簿、性別で分けない名簿の導入がされました。児童生徒たちの豊かな心を育む平等教育の充実に向けて、教育委員会や教育現場の前向きな取り組みに心から感謝を申し上げます。 それでは伺いますが、学校現場において男女共同参画社会の実現に向けた意識の啓発、推進をどのようにお考えなのでしょうか。また、性別で分けない名簿、混合名簿の導入された経緯についても御答弁をお願いいたします。 ○上地安之議長 指導部長。 ◎甲斐達二指導部長 おはようございます。屋良千枝美議員の御質問にお答えいたします。宜野湾市の学校教育におきまして、主要施策の努力事項として、男女平等教育の推進を掲げてございます。児童生徒の発達の段階に応じて男女の平等や相互の理解、協力について適切に指導するとともに、男女がそれぞれの生き方、能力、適性を考え、主体的に進路を選択する能力や態度を身につけられるようにする進路指導等を充実させ、男女共同参画社会の実現に向けた意識の啓発を行っているところでございます。 次に、男女混合名簿を導入した経緯につきましては、平成27年度策定の宜野湾市男女共同参画計画におきまして、推進項目の一つとして、男女混合名簿の導入が示されております。教育委員会では、生命の尊重や男女の相互理解、協力などの人権教育を推進する中、男女共同参画の視点からも男女混合名簿の導入について検討を進めてまいりました。 男女混合名簿の導入に向け校長会でのヒアリングや教職員へのアンケート調査等を行い、平成28年度から本市全小中学校において男女混合名簿を導入いたしました。それが経緯でございます。 ○上地安之議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) 指導部長、ありがとうございます。教育委員会においても講演会や職員研修、校内研修等、男女共同参画社会の平等教育を推進しているということの報告を受けました。9月は、各小学校で運動会が行われますが、その運動会で幼稚園の園児から6年生まで全員が男女混合列で颯爽と登場する姿は、大変感動的でもありました。リズムダンスも組み体操も男女が入りまじり、さらに男女混合リレーになると、子供たちや保護者の方々まで白熱した応援で、頑張れの声援が物すごく感じられたすばらしい運動会でした。学校で性別で分けない名簿の活用を通して、児童生徒の一人一人が男女の分け隔てなく主体的に授業や学校行事に参加し、よりよい学校づくりを推進していると思います。 そこで、学校現場での取り組み状況や性別で分けない名簿の導入によってどのような成果があったのか、今後の課題についても御答弁をお願いいたします。 ○上地安之議長 指導部長。 ◎甲斐達二指導部長 御質問にお答えいたします。まず、学校現場における取り組みについてお答えいたします。例えば全体集会や学校行事等で男女混合で整列しております。運動会においても男女混合で行進を行い、男女混合リレーなど協力して行う競技も行っております。 また、学習活動においてもグループで男女協力して取り組むなど、係活動や委員会活動など、学校教育活動の全体を通して男女分け隔てることなく活動を行っております。 次に、男女混合名簿導入の成果についてお答えいたします。各学校にヒアリングを行ったところ、「男女平等や人権意識が高まった」や、「固定的な役割意識を持たずに教育活動に取り組むことで、お互いに協力し合う雰囲気がつくられている」などの報告がございました。 課題といたしましては、身体測定実施時の事務処理の際に、若干の煩雑さがあるとの声があるものの、教育委員会といたしましては、大きな課題はないものと捉えているところでございます。 ○上地安之議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) ありがとうございます。臨機応変になさっていると思います。教育委員会において、この3年間、校長会などを通して男女混合名簿の導入に当たって細やかな意見交換などを行い、話し合いがなされてきたということをお聞きいたしました。本当に御尽力くださいまして、ありがとうございます。 学校生活の中で名簿によって繰り返される影響は大きく、これまでの男女別名簿では、いつも男子が先で女子が後という序列をつくっておりました。男子優先、男と女は生まれながら違う存在であるかのように区別されてきた歴史があります。学校現場で性別で分けない名簿、混合名簿の導入によって、子供たちが性別にとらわれず、一人一人が個性と能力が平等に発揮できることをこれからも望んでおります。 それでは次に、性の多様性、LGBTの取り組みについて伺いたいと思います。9月1日にLGBTなど性的マイノリティーを含む全ての人が生きやすい社会を目指すピンクドット沖縄2019のイベントが琉球新報社で行われました。那覇市では、LGBTに関する講座などを定期的に開催し、性の多様性を尊重するなは宣言なども行っております。 このように那覇市での取り組みを本市はどのように受けとめ、LGBTに対する支援にあり方をお考えなのでしょうか、御答弁をお願いいたします。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎米須良清企画部長 屋良千枝美議員の御質問にお答えいたします。本市としてもLGBTの方々については、那覇市と同様、広く市民に知っていただく必要があると考えており、第3次宜野湾市男女共同参画計画~はごろもぷらん~において、71の具体施策の1つ、多様な性を尊重する意識の啓発に取り組んでおります。具体的な取り組みとしては、男女共同参画支援センターふくふくで実施しておりますふくふく講座の中で、LGBTなど性の多様性に係る内容の講座を開催しております。 このように本市としましては、誰でも生きやすい社会になるため、性の多様性についての理解者をふやす活動が肝要であると考え、今後も適宜講座の開催など啓発活動に取り組んでまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) 企画部長、ありがとうございます。本市においても取り組みを強化しているということで、来たる26日もめぶき、ふくふくのほうで講座を予定していると思います。那覇市では、2015年に性の多様性を尊重するレインボーなは宣言を行い、2016年にはパートナーシップ登録制で第1号カップルが人前結婚式を挙げるなど、従来の価値観しか持ち得なかった私にとって、大変衝撃的なニュースでもありました。また、LGBTなど性的マイノリティーを含む全ての人が生きやすい社会を目指すピンクドット沖縄2019においても、集会のテーマは「同性愛カップルの結婚」でした。 そこで、本市においても自分の性に違和感を持ち、教師や養護教諭に相談している児童生徒の事例など、過去3年間で何件あったでしょうか。また、学校現場ではLGBTの研修など勉強会はしっかりとなされているでしょうか、御答弁をよろしくお願いいたします。 ○上地安之議長 指導部長。 ◎甲斐達二指導部長 御質問にお答えいたします。市内小中学校における児童生徒の3年間の相談件数は、小学校は、平成28年度はゼロ件、平成29年度は1件、平成30年度は1件でございました。中学校は、平成28年度は1件、平成29年度は2件、平成30年度は3件ございました。 次に、教職員の研修につきましては、平成28年度に教育委員会が主催する教職員研修会におきまして、「人権・平和・平等の指導の充実」と題しまして、講師を招聘し、全教職員参加の研修会を開催してございます。 また、各小中学校におきましても、平成29年度には4校、平成30年度には4校が校内研修等におきまして、LGBTに係る研修を実施しております。 ○上地安之議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) ありがとうございます。子供たちの相談人数も把握できました。また、校内研修なども学校現場で行っているということで本当に安心をしております。支援体制のほうもしっかり整っているようですので、ありがとうございます。自分の性に違和感を持ち、学校に相談してくる児童生徒の実例は少しずつふえていると思います。全教職員が理解を深めるためにも校内研修を今後実施していく必要もあると思います。相談してきた子供たちをどう支えるのか、また支える状態をどうつくっていくのか、これが最も大切なことではないでしょうか。教職員がしっかり連携をとりながら相談業務を充実させなくてはならないと思います。 そこで、お伺いいたしますが、児童生徒から性的指向など相談があった場合に、教師としてどのように受けとめ支えていくのか。教育委員会においても児童生徒にLGBTの理解と今後の対応策を講ずる必要があると思いますが、どのようにお考えでしょうか、御答弁をお願いいたします。 ○上地安之議長 指導部長。 ◎甲斐達二指導部長 お答えいたします。児童生徒から性同一性障害や性的指向、性自認に係る相談があった場合には、管理職を初めとして学級担任、教育相談、養護教諭、スクールカウンセラー等で支援チームを組織し、組織で対応しております。 そこで、相談のあった児童生徒の支援策について協議し、共通理解のもとにおいてチームで支援を行ってございます。現在、各学校におきましては、LGBTに関する相談のあった児童生徒や配慮が必要な児童生徒に対しましては、保健室のトイレの使用や別室で過ごすことを許可したり、ジャージでの登校を許可するなどの対応を行ったりしているところでございます。また、必要に応じて外部機関との連携や専門医へつなぐなどの相談体制をとっております。 教育委員会は、さまざまな個性を持っている児童生徒に個に応じた丁寧な対応をするよう、指導、助言を行っております。LGBTに対する今後の対応策といたしましては、各学校の相談体制を確立するための支援や、LGBTに関する理解を深める校内研修の実施等を積極的に促してまいります。 ○上地安之議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) ありがとうございます。部長、今回、性の多様性、LGBTを取り上げましたが、聞きなれない用語などがたくさんあったと思いますが、御答弁くださりありがとうございます。 LGBTの理解を推進している講師の砂川先生がおりますが、砂川先生によりますと、LGBTの児童生徒は各クラスに1人はいるとされております。そして、LGBTに対してどういう態度や行動をとるのか、誰もが当事者であると指摘をされております。本市においても学校現場で心と体の性の不一致が原因でいじめなど起こらぬように十分に支援の体制を整え、より細やかな対応が進んでいることをお願いを申し上げまして、次の質問に移りたいと思います。ありがとうございます。 次は、大山学校給食センターの廃止について伺いたいと思います。本市の行財政改革の報告で、大山学校給食センターの廃止が検討事項として挙げられております。昭和40年の給食開始以来、地域の方々の協力を得ながら、多くの児童の発育や健康に貢献するなど、大山学校給食センターは学校や地域にとって大変愛着のある貴重な施設であると思います。55年の歴史があります。そのような中で、大山学校給食センターを廃止し、はごろも学校給食センターへ統合することを保護者や地域の方々は納得できるでしょうか。 そこで、お伺いいたしますが、大山学校給食センターの歴史的背景や経緯について、そして給食の役割についても御説明をお願いいたします。 ○上地安之議長 指導部長。 ◎甲斐達二指導部長 御質問にお答えいたします。大山学校給食センターに係る歴史的背景と設立の経緯について御説明申し上げます。 沖縄県で初めて学校給食が実施されましたのは、昭和37年、豊見城村立上田小学校でございます。その後、学校給食の教育的意義が認められ、各市町村におきましても漸次実施校がふえていったという経緯がございます。本市におきましても昭和40年に大山学校給食センターが建設され、大山小学校においてパン、ミルク、おかずを提供する学校給食が開始されてございます。 次に、学校給食の役割について申し上げます。学校給食は、児童及び生徒の心身の健全な発達に資するものであり、かつ児童及び生徒の食に関する正しい理解と適切な判断力を養う上で、非常に重要な役割を果たすものでございます。 ○上地安之議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) 歴史的に見ましても、大山小学校はモデル校としての役割があったと思います。大山小学校は調理室が校舎と校舎を結ぶ真ん中にあり、子供たちは調理の様子を廊下から見て、においもプンプンしてきます。給食を一生懸命つくってくれた人たちの顔が見え、栄養士さんや調理員さんは、給食をおいしそうに食べている子供たちの顔が見えます。給食は子供たちにいろいろな味を経験させ、五感を鍛えてくれると思うのです。 このように食の安全や児童の発育に貢献してきた大山学校給食センター、その廃止について、地域の方々や保護者、そして学校関係者に対してどのように説明をし周知をなさるのでしょうか。また、大山小学校校内に調理場があるので、災害時には避難場所として利用できる可能性が高いと考えられます。さらに、他の学校給食センターから食中毒などが発生した場合、リスクを分散できる役目もあると思うのです。 このように大山学校給食センターの役割は大変大きいかと思いますが、その重要性についてもどのようにお考えでしょうか、御答弁をお願いいたします。 ○上地安之議長 指導部長。 ◎甲斐達二指導部長 お答えいたします。大山学校給食センターの廃止につきましては、宜野湾市行財政改革集中改革方針2019に示され、検討項目として位置づけられております。今後の方向性や取り組みについては、現在検討中でございます。 次に、大山小学校は、災害時の避難所として指定されております。学校内には学校給食センターが整備されていることから、災害時におけるその果たす役割は大きいものと考えてございます。 また、仮に食中毒などが発生した場合におきましても、複数の給食センターがあったほうがそのリスクを少なくできるという点におきまして、その役割は重要であると考えてございます。 ○上地安之議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) 大山学校給食センターの重要性というのは、今答弁で理解できました。 他の小学校を訪問した際に、ある学年が畑でつくったジャガイモを少し給食に混ぜて出していました。お昼の校内放送で、このジャガイモは4年生がつくったものですという放送がありました。その日の献立についての説明もありましたが、調理員さんや栄養士さんも各教室で児童と一緒に楽しそうに給食を食べておりました。単独調理場ならではののどかな一場面ではないかと感じられましたが、県外では食の先進地において、学校給食センターのあり方をセンター方式から単独調理場のある自校方式に変更する学校がふえております。 東京都の練馬区では、老朽化したセンター調理場を廃止して、全ての小中学校に調理場を、自校方式に変更しております。区内99校全ての小中学校に栄養教諭や市費で採用した栄養士を配置し、各学校で献立が違っているのです。県外ではセンター方式から自校方式へ移行している流れがあります。大山学校給食センターも単独調理場での自校方式として評価が高いと思います。以前、全国のテレビ番組で日本一おいしい給食、大山小学校のシーラの姿揚げが紹介されました。このように他県では単独調理場のよさを研究し、学校給食のあり方を見直している食の先進地もあるのです。本市も学校給食の方式について調査研究する必要があると思いますが、いかがでしょうか、御答弁をお願いいたします。 ○上地安之議長 指導部長。 ◎甲斐達二指導部長 御質問にお答えいたします。本市の学校給食における単独調理場の建設につきましては、はごろも学校給食センターの施設整備計画時に議論がなされてございます。建設費や維持管理費、配置場所の確保など、施設整備にかかる期間と多大な建設コストを要するため、困難であるという記録が残ってございます。 屋良議員御提言の全国の学校給食のあり方などにつきましては、本市の実態を踏まえつつ、調査研究してまいりたいと考えてございます。 ○上地安之議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) 大山小学校は単独調理場として給食を開始してから、もうすぐ55年になろうとしております。大山学校給食センターは、多くの児童の発育や健康に貢献するなど、学校や地域にとって大変愛着のある貴重な施設であると思います。食は学力、体力全ての基盤です。子供は地域の宝と言うならば、子供たちの健やかな成長を育み守る大山学校給食センターの存続を心から願っております。 次回もこのような質問をしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いをいたします。 ちょうどよい時間となりましたので、私の今回の一般質問を終わらせていただきますが、また子供たちの教育のためにも皆様の力をぜひおかりしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。どうもありがとうございました。 ○上地安之議長 以上で18番 屋良千枝美議員の質問を終わります。 ○上地安之議長 暫時休憩いたします。(休憩時刻 午前11時13分) ○上地安之議長 再開いたします。(再開時刻 午前11時20分) 休憩前に引き続き、一般質問を行います。9番 濱元朝晴議員の質問を許します。濱元朝晴議員。 ◆9番(濱元朝晴議員) 皆さん、こんにちは。今見てびっくりしておりますが、今から来ると思いますが、早速9月定例会の一般質問を行いたいと思います。9番、絆輝クラブの濱元朝晴です。きょうは2番バッターということで、1番目が屋良千枝美議員、3番目が知名康司議員、そして伊佐哲雄議員も同級生ということで、切磋琢磨して頑張りたいと思いますので、よろしくお願いします。 ただいまがお許しがありました。通告してありました一般質問を順に質問をしたいと思います。早速ですが、宇地泊第二土地区画整理事業についてお伺いします。 この事業は、工事開始から25カ年がたっております。そろそろ工事のほうも終了しますが、事業費ベース、基本事業ベース、物件補償、墳墓補償、保留地処分の面積の進捗状況はどのようになっているかお伺いします。 あとは自席にて質問をいたします。よろしくお願いします。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 濱元朝晴議員の御質問にお答えいたします。宇地泊第二地区の進捗状況でございますが、令和元年8月末現在での事業費ベースで97.6%となっており、基本事業費、物件補償、墳墓補償については100%となっております。また、保留地処分面積につきましては97.2%で、残り2筆となっております。 ○上地安之議長 濱元朝晴議員。 ◆9番(濱元朝晴議員) 事業費ベースが97.6%で、あとは基本事業ベース、物件補償、墳墓補償が100%で、保留地処分面積は97.2%となっておりますが、保留地処分面積が残っているのが気になりますが、今後の事業スケジュールで、令和3年度に換地処分とのことですが、前回の質問では2筆の保留地が残っていましたが、保留地処分時期についてお伺いします。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。保留地につきましては残り2筆ありまして、合計面積は703平方メートルとなり、販売については今年度実施予定工事の進捗を見ながら、令和2年度中には保留地販売を行ってまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 濱元朝晴議員。 ◆9番(濱元朝晴議員) 保留地処分は次年度にずれ込む可能性もあるということですが、早急の対応をお願いしたいと思います。 次に、公園及び遊歩道の整備事業についてお伺いします。公園及び遊歩道については、令和元年度から令和2年度の予算で整備を行う予定ですが、現在の進捗がどのようになっているか。また、遊歩道の下にボックスカルバートがありますが、地上までの高さはどのくらいか。また、樹木などを植えるときに支障がないのかお伺いします。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 お答えいたします。遊歩道整備の時期につきましては、令和2年、3年度予算にて整備を行ってまいりたいと考えております。 また、遊歩道の下にありますボックスカルバートと地上までの高さ、土かぶりになりますけれども、1.2メートルから2.5メートルの高さがございますので、樹木の設置については支障がないものと考えております。 ○上地安之議長 濱元朝晴議員。 ◆9番(濱元朝晴議員) ありがとうございます。公園事業ではしちゃばる公園の整備計画が平成24年度に実施設計されておりますが、平成31年度補助事業採択に向けて関係部署と調整して、令和2年度には事業化できるとの答弁でしたが、その後の計画はどのようになっているかお伺いします。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。しちゃばる公園の整備につきましては、令和2年度の実施設計において、公園整備に向けて担当部署と調整を行っているところです。また、沖縄防衛局とも事業採択に向けて調整も行っているところでございます。 ○上地安之議長 濱元朝晴議員。 ◆9番(濱元朝晴議員) 修正設計、整備工事、植栽工事などもこれから行われるということですが、特にこの公園はグラウンドゴルフやバスケット、テニスの壁打ち等のできる広場をつくってほしいという要望がたくさんありました。それで、行政側はしちゃばる公園のどのような整備計画を持っているかお伺いします。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。街区公園につきましては、近くに居住する住民の利用に供することを目的とする公園でございます。しちゃばる公園の面積は2,500平方メートルございまして、主な施設としましては、せせらぎ、多目的広場、コンビネーション遊具などを設置する計画でございます。 議員提案のグラウンドゴルフができるようなスペースにつきましては、多目的広場を利用して行うことは可能と考えております。しかし、バスケットやテニスの壁打ちなどにつきましては、ほかの公園で騒音等の苦情があり、バスケットリングを撤去している状況もありますので、しちゃばる公園も住宅地に近いことから、バスケットリング等を設置することは厳しいものと考えております。 ○上地安之議長 濱元朝晴議員。 ◆9番(濱元朝晴議員) ありがとうございます。しちゃばる公園やほかの公園についても、ぜひ地域の方々の要望や希望を聞いて、公園の整備を進めてもらいたいと思います。 では、次の質問をしたいと思います。住居表示整備事業についてお伺いします。この制度は、住所が番地で表示されているために不便や不都合があったために設けられた制度であります。現在、宜野湾市ではほとんどの地域が住居表示を行っておりますが、まだ行われていない地域がどのぐらいあるかお伺いします。 ○上地安之議長 市民経済部長
    ◎国吉孝博市民経済部長 おはようございます。濱元議員の御質問にお答えいたします。住居表示がまだ実施されていない行政区の地域は、宇地泊と佐真下の一部でございます。 ○上地安之議長 濱元朝晴議員。 ◆9番(濱元朝晴議員) 現在、市内での住居表示整備事業がされていないところが宇地泊区と佐真下の一部がまだ整備されていないということですが、今後、宇地泊第二区画整理事業の換地処分に合わせて、宇地泊区の住居表示を実施する予定ですが、宇地泊第二区画整理事業と合わせて行うのが効率的であるということですが、事業の主な作業がどのようなスケジュールで実施されるかお伺いします。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。宇地泊地区における住居表示整備事業は、換地処分に合わせて実施する予定でございます。令和2年度から関係機関との調整や宜野湾市住居表示審議会の開催、自治会との調整、住民、事業者への説明会等を行い、令和3年度の市街地整備課の換地処分の日程に向けて住居表示を実施していく予定でございます。 ○上地安之議長 濱元朝晴議員。 ◆9番(濱元朝晴議員) 換地処分が終わった後に実施するということと、あとは住居表示に、地域の規模によって、大きさとかその辺によって違いがあると思いますが、住居表示整備事業を開始してから完了するまでどのくらいの準備期間が必要なのかお伺いします。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。地域の面積や対象世帯数によっても異なりますが、宇地泊地域の住居表示の実施につきましては、おおよそ1年半の準備期間が必要だと考えております。 ○上地安之議長 濱元朝晴議員。 ◆9番(濱元朝晴議員) ありがとうございます。ここは、宇地泊第二区画整理事業も令和3年度には換地処分も終了するということですが、住居表示整備事業も並行に進めないといけないと思いますが、住居表示整備事業を行うために町名の区域や名称など、住居表示審議会で調査、審議すると思いますが、審議委員の選任方法や何名いるのかお伺いします。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。住居表示を実施する際には、宜野湾市住居表示審議会を立ち上げ審議していただきます。審議会の委員の構成といたしましては、関係官公庁及び団体の職員、または代表者、市職員、学識経験者、その他市長が必要と認めた者で、12人以内となっております。 ○上地安之議長 濱元朝晴議員。 ◆9番(濱元朝晴議員) 今の話では、関係官公庁及び団体の代表とか市職員、学識経験を有する12名以内で構成されるということで理解しました。住居表示審議会での調査、審議で住居表示を決めますが、そこで行政区は宇地泊で住所が字真志喜とか字大謝名番地の住居表示未実施の地域がありますが、この地域が宇地泊の住居表示に含まれる予定なのかお伺いします。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。宇地泊第二区画整理事業の換地処分に合わせて、当該真志喜地区の一部、大謝名区の一部も今回の住居表示事業に含めるよう考えており、宜野湾市住居表示審議会や関係する自治会等と協議してまいります。 ○上地安之議長 濱元朝晴議員。 ◆9番(濱元朝晴議員) 住居表示整備事業は、住居表示や未実施地域も含めて実施計画の立案してから住居表示まで先ほど1年半かかるということでありましたので、関係部署や自治会とも調整して事業準備等をお願いして、住居表示の設置をお願いしたいと思います。以上でそれを終わります。 次に、し尿処理施設「清水苑」の建てかえについてお伺いします。今回、し尿処理施設「清水苑」の跡地利用計画が新規に建てかえすることについて、倉浜衛生施設組合との話し合いが持たれたと思いますが、この協議の内容についてお伺いします。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。沖縄市、北谷町、本市で構成させる倉浜衛生施設組合において管理運営されております現し尿処理施設宜野湾清水苑は、供用開始後40年が経過していることから、施設の老朽化と施設運営の効率化を図るため、新し尿処理施設汚泥再生処理センターの整備が必要となり、建てかえが計画されております。平成24年度に建設検討委員会が設置され、平成27年度に候補地選定がなされ、平成30年3月に建設計画が策定されました。建設に当たっては、地元である伊佐区との建設合意並びに公害防止協定が交わされ、詳細についての作業を構成市町での検討委員会で合意を得ており、予算については今後運営委員会へ諮られ、倉浜議会で議決を得る流れとなっております。 ○上地安之議長 濱元朝晴議員。 ◆9番(濱元朝晴議員) 清水苑が40年経過したということと、施設の老朽化と施設運営の効率化を図るために建てかえに至ったということですが、平成24年度に建設検討委員会が設置され、平成27年度に候補地選定がされ、伊佐区との建設合意並びに公害防止協定が交わされております。この施設整備事業が平成29年度より令和3年度の稼働開始を目指して進められると思いますが、新たに建設されるし尿処理施設の敷地や建築の規模、または現施設との違いをお伺いします。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。現し尿処理施設の面積1万3,039平米から新し尿処理施設汚泥再生処理センターの面積は3,500平米となり、約4分の1に縮小される計画でございます。 ○上地安之議長 濱元朝晴議員。 ◆9番(濱元朝晴議員) 今現在が1万3,000平米で、新しく建設されるし尿処理施設の面積が3,500平米ということで規模が4分の1ということですが、この縮小されて、今心配しているのが、4分の1にコンパクトになったので、処理能力がちょっと心配でありますが、その辺お伺いします。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。一般家庭等から出されるし尿は、下水道を通り県営宜野湾浄化センターで処理されております。現し尿処理施設「清水苑」は、地理的条件等により下水道につなぐことのできない家庭から出されるし尿及び浄化槽汚泥を処理しております。処理量につきましては、下水道が高い進捗で普及整備されており、し尿等の発生量は減少傾向にあることなどを考慮し、現し尿処理施設の130キロリットル・パー・日から新し尿処理施設は29キロリットル・パー・日に縮小される計画でございます。 ○上地安之議長 濱元朝晴議員。 ◆9番(濱元朝晴議員) 今の答弁からすると、下水道が高い進捗で整備されていることと、し尿の発生量は減少しつつあるということで、このために考慮して小さくなっているということを理解しました。 そして、現し尿処理が130キロリットルですか、また新しいのになれば新し尿処理が29、本当に縮小された施設になると思いますが、新しい処理施設の処理フローがどのように変わるかお伺いします。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。現在の施設と新しい施設の処理フローについて説明申し上げます。 現し尿処理施設は、搬入されたし尿及び浄化槽汚泥を前処理し、消化・曝気、これは微生物処理し、水を空気にさらす処理でございます。を行い、その後、固液分離、これは固体を液体から分けることです。を行い、し尿分は希釈後、ろ過、減菌され、海へ放流されます。汚泥は脱水後乾燥し、倉浜衛生施設組合にて焼却処理される全工程処理施設となっております。新しいし尿処理施設汚泥再生処理センターは、搬入されたし尿及び浄化槽汚泥に給食センターから出る有機性廃棄物、調理くずでございますが、これをまぜ、前処理し、固液分離してし尿分は希釈後、下水道へ放流されます。汚泥は資源化され、倉浜衛生施設組合にて助燃剤としてリサイクルされる1工程処理施設となっております。また、し尿等や有機性廃棄物をあわせて処理することで、資源化を推進し、循環型社会の形成を行うことを目標として計画されております。 ○上地安之議長 濱元朝晴議員。 ◆9番(濱元朝晴議員) ありがとうございます。清水苑の処理フローは、現在はし尿及び浄化槽汚泥を前処理して、減菌されて海域へ放流させ、汚泥は乾燥して倉浜衛生で焼却処理されることで、全工程処理施設ということで理解しました。 一方、新しいし尿処理施設は、し尿及び浄化槽汚泥に料理のくずをまぜ、前処理して下水道に放流し、汚泥は資源化され、倉浜衛生施設に助燃剤としてリサイクルされ、し尿など有機性廃棄物をあわせて処理するということで資源化を推進し、循環型社会の形成を行う目的と計画していますので、ぜひすばらしい施設ができるよう期待して、この件は終わりたいと思います。 続いて、災害時要援護者避難支援対策についてお伺いします。台風や地震などが発生したときに、障害者、ひとり暮らしの高齢者の災害時における支援を地域の中で受けられるようにするための構成機関である宜野湾市災害時要援護者避難支援対策協議会の目的についてお伺いします。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 濱元朝晴議員の御質問にお答えします。要援護者避難支援対策協議会の目的ということでございますけれども、地震、津波、暴風雨時等におきまして、自力で避難することが困難な避難行動要支援者の方を安全かつ迅速に避難が図られるよう、行政を初め民間機関団体及び市民が一体となり、積極的な活動支援を行うことを目的としております。 ○上地安之議長 濱元朝晴議員。 ◆9番(濱元朝晴議員) 協議会は暴風雨時と津波、自力で避難することができない高齢者、障害者などを安全かつ迅速に避難が図られるように、行政を初め平常から住民相互の助け合いをしているということ、取り組んでいるということですが、行政を初め民間機関団体及び市民が一体となり、積極的な行動を行うことを目的とありますが、現在の構成機関団体は何団体あるか。また、どういう活動をしているか。そして、どのくらいの要支援者が登録されているかお伺いします。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 濱元議員の御質問にお答えします。災害時要援護者避難支援対策協議会の構成機関、団体でございますけれども、60団体となっております。また、避難行動要支援者数につきましては、ことし8月31日現在で2,206名、そのうち同意を得られて災害時要援護者避難支援対策協議会に登録をされている方が272名となっております。 ○上地安之議長 濱元朝晴議員。 ◆9番(濱元朝晴議員) ありがとうございます。構成機関団体が60団体と、あとは避難行動要支援者数が2,206名ということで、その中で、また登録数が272名登録されておりますが、要支援者と認定される条件というのがどういう条件なのかお伺いします。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 濱元議員の御質問にお答えします。避難行動要支援者となる得る対象者でございますけれども、6点ほどございまして、1点目に、身体障害者のうち1級から3級の肢体不自由者の方、あと1級、2級の視覚障害者の方、同じく1級、2級の聴覚障害者の方、2点目には、A判定を受けられている知的障害者の方、3点目には、虚弱なひとり暮らしの高齢者の方、4点目に、寝たきりの高齢者の方、5点目に、認知症の高齢者の方、6点目に、難病患者、その他支援を希望する方となっておりますけれども、ただし家族が対応できる方、あるいはまた支援を希望しない方は対象から除かれるというふうになっております。 ○上地安之議長 濱元朝晴議員。 ◆9番(濱元朝晴議員) ありがとうございます。障害者の1級から3級、または高齢者、認知症、その他難病を持っている人が認定の条件になりますが、要援護者として272名が登録されておりますが、障害者や高齢者、認知症援護者の人数の割合、何名いるかということをお伺いします。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 濱元議員の御質問にお答えします。現在の登録者の272名の内訳でございますけれども、身体障害者のうち肢体不自由者の方が147名、視覚障害者の方が18名、聴覚障害者の方が8名、知的障害者の方が21名、あと虚弱なひとり暮らしの高齢者、寝たきりの高齢者、認知症の高齢者を合わせて69名、難病患者、その他支援を希望する方で9名というふうになっております。 ○上地安之議長 濱元朝晴議員。 ◆9番(濱元朝晴議員) ありがとうございます。障害を持っている方が一番多くて、高齢者とか知的障害とかいろいろありますが、要援護者家族からの申し込みがあると思いますが、登録手続、要援護者の申請の呼びかけ等はどのようになされているかお伺いします。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 濱元議員の御質問にお答えします。まず、先ほど申し上げました対象者の方へ災害時要援護者名簿登録に関する同意書の発送をしております。その後、同意またはお話を聞きたいと返信・連絡のあった方へ訪問、説明を行い、登録へつなげている状況でございます。 市役所、社会福祉協議会で窓口受け付けも行っておりますが、自治会、そして民生児童委員との相談により手続を依頼する場合も現状では行っているところでございます。 ○上地安之議長 濱元朝晴議員。 ◆9番(濱元朝晴議員) ありがとうございます。対象者に登録に関する同意書を発送したり、また窓口が市役所、社会福祉協議会というふうな対応していると思いますが、災害時要援護者避難支援計画にのっとり、平常時から住民相互の助け合い活動を地域や構成機関が協働できる仕組みになっていると思いますが、地域防災へのかかわり方、60団体の構成機関団体と宜野湾市または宜野湾市社協との役割分担がどのようになっているかお伺いします。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 濱元議員の御質問にお答えします。まず、本市の役割としましては、今後避難行動要支援者名簿を活用をした実効性のある避難支援の対策を構成の60団体の皆さんと協働し、強化をしてまいりたいというふうに考えております。 現状の市の防災対策としましては、避難を広域に呼びかける情報伝達手段の整備更新を初め、資機材、水、食料等の備蓄、避難所、津波一時避難ビルの指定、防災訓練や防災教育を行うなど、地域防災力向上を図り、協議会を後方から支援する役割を担っております。 一方、社会福祉協議会におきましては、地域支え合い活動委員会を進めており、防災対策懇談会や地域見守り活動を通し、地域住民が相互に支え合うことができるよう、密接につながり、信頼関係をつくり上げる役割を担っております。 自治会、また自主防災会におきましては、災害時の避難行動要支援者の避難、誘導訓練を行い、万が一の災害に備えてございます。協議会を共助の手段として、構成60団体が緊密に連携をし、各地域で避難誘導及び支援が行えるよう、今後も防災に係る協力体制やコミュニティー活動に取り組んでいくことが非常に重要だというふうに考えております。 ○上地安之議長 濱元朝晴議員。 ◆9番(濱元朝晴議員) ありがとうございます。地域防災へのかかわり、そして構成機関団体や宜野湾市、または宜野湾市社協との役割分担など、また自治会を通しながら地域災害支援ネットワーク委員会の設置を促進したり、防災対策については平常時から住民相互の交流を促進して防火訓練をしたりしているということですが、そこで病院や福祉施設、障害者が入院、入所しているところでは、職員の数が少なくて、職員だけでは避難活動をするのは難しいと思いますが、災害時における福祉避難場所の指定と移送支援がどのようになっているかお伺いします。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 濱元議員の御質問にお答えします。まず、福祉避難所につきましては、避難生活に配慮が必要な方が一般の避難所から移送される二次受け入れ先となっていることから、障害者、寝たきり高齢者、難病患者等が安心して過ごせるよう耐震化、バリアフリー設備、そして相談や生活支援が受けられる人員配置の整った施設が指定をされるということになっております。 本市には福祉避難所を市内10カ所に指定をしているところでございます。一般避難所に避難行動要支援者が避難をしてきた際には、避難所スタッフの保健師や職員が受け入れ時に移送の対応の支援に当たるようになっているところでございます。 ○上地安之議長 濱元朝晴議員。 ◆9番(濱元朝晴議員) 宜野湾市では、福祉避難所が10カ所指定されて、そして災害時にたくさんの地域の機関団体の災害時要援護支援ボランティアサポートが必要になると思いますが、災害時避難支援にかかわる人材養成のあり方や地域組織の再構築について、行政がどのように考えているかお伺いします。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 濱元議員の御質問にお答えします。日常的に地域で活動をしております災害支援ボランティア、福祉施設関係者、民生児童委員、そして自治会に対しまして、定期的な防災研修、防災訓練を実施し、地域の防災力向上を行ってまいります。また、地域住民一人一人が自分たちの地域は自分たちで守るという自助、共助の力を発揮していただくために、隣近所で顔の見える関係性を築きながら、具体的に話し合い、そして支援、連携、協力し合うソフト面での活動を通して、地域組織を築いていくことが今後ますます重要になるだろうというふうに考えております。 ○上地安之議長 濱元朝晴議員。 ◆9番(濱元朝晴議員) ありがとうございます。今までのこの流れからして、宜野湾市災害時要援護者避難支援対策協議会は、今まで社会福祉協議会が事務局を持ち、この協議支援計画を策定して、要支援者登録等も中心に平常時から市民相互の助け合いを行っておりますが、平成23年度の東日本大震災の発生後、平成25年度災害対策基本法が改正されました。避難行動要支援者名簿の作成が市町村に義務づけられるとともに、その作成に際して必要な個人情報を利用できることなどが定められました。そのために、今回災害対策基本法に基づき避難行動要支援の強化を始め、市民、各関係機関団体と多様な主体の参加を促すための協議会事務局が市に移管されました。今後、市が主管になって協議会事務局を進めていきますが、どの部課が担うのか、体制はどうなっているかお伺いします。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 濱元議員の御質問にお答えします。議員おっしゃるように、法の改正によりまして、要援護者の登録につきましては、市のほうで責任を持って対応すると、そういったことも含めまして、ことし事務局のほうを社会福祉協議会から市のほうに移管をしたところでございます。それによりまして、今後、市の責任におきまして、避難行動要支援者名簿を活用した実効性のある避難支援の対策を強化をしていかなければならないというふうにも考えております。 また、それに向けては議員からありますように、早期に担当部署の決定を行い、先進事例や県内他市の状況も調査研究をしてまいりたいというふうに考えております。 ○上地安之議長 濱元朝晴議員。 ◆9番(濱元朝晴議員) ありがとうございます。我々絆輝クラブで6月25日から千葉市役所で避難行動要支援者名簿に関する取り組みについて勉強会、視察に行ってまいりました。今後、避難行動要支援者名簿が活用できるように条例制定が必要になると思いますが、どのように考えているかお伺いします。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 濱元議員の御質問にお答えします。先ほど答弁差し上げましたように、協議会の事務局を市に移管をしております。今後、市の責任のもとで実効性のある避難支援の対策についても強化をしてまいりたいというふうに考えております。 市が取り組んでいく中において、現状の避難行動要支援者登録率の低さ、あるいはまた名簿共有のあり方等、現在抱えております課題の整理をする中で、議員からあります県内外の先進事例を調査研究をし、条例制定の方向性について少し確認もしてまいりたいというふうに考えております。 ○上地安之議長 濱元朝晴議員。 ◆9番(濱元朝晴議員) ありがとうございます。千葉市では、災害対策基本法の地域防災計画の定めるところにより、避難行動要支援者の生命または身体を災害から保護するために必要な措置を実施するために基礎とする名簿を作成しているということであります。 平成25年、災害対策基本法が改正法律ができたということで、宜野湾市も早目の避難行動要支援名簿の条例をつくってほしいと思います。これは提言です。 ○上地安之議長 休憩いたします。(休憩時刻 午後0時04分) ○上地安之議長 再開いたします。(再開時刻 午後0時04分) 午前の会議はこの程度にとどめ、残りの質問については午後1時30分から行います。その間休憩いたします。(休憩時刻 午後0時04分) △午後の会議 ○上地安之議長 再開いたします。(再開時刻 午後1時30分) 午前中の濱元朝晴議員の質問に対する答弁に誤りがあるようですので、再度答弁を求めたいと思います。 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 こんにちは。午前中の濱元朝晴議員のし尿処理施設「清水苑」の建てかえについて質問がございました。その中で、現在の施設と新しい施設の処理フローがどう変わるのかという質問に対して、現し尿処理施設の説明をする際に、私、ろ過、減菌され海へ放流されますと説明申し上げましたが、正しくはろ過、滅菌、菌を完全になくして海へ放流されますが正しいので訂正させていただきます。申しわけございませんでした。 ○上地安之議長 午前に引き続き9番 濱元朝晴議員の質問を許します。濱元朝晴議員。 ◆9番(濱元朝晴議員) 午後の初めの質問ということで、まず大謝名小学校屋内運動場・水泳プール増改築事業の件でお伺いしたいと思います。 現在、大謝名小学校の屋内運動場と水泳プール増改築事業の工事が行われていますが、基本・実施設計は平成30年度から進められておりますが大謝名小学校屋内運動場・水泳プール増改築事業の目的と効果についてお伺いします。 ○上地安之議長 教育部長。 ◎比嘉透教育部長 こんにちは、濱元朝晴議員の御質問にお答えいたします。建物の耐力度調査により、構造上危険な状態にある屋内運動場及び経年劣化による危険建物に準じる取り扱いとなる水泳プール、屋外トイレ、倉庫の全面改築を行うことにより、学校体育施設の安全性の確保を事業目的としているところでございます。 この事業を実施することにより、学校施設の耐震化が図られ、学校教育の円滑な実施並びに児童の教育環境の向上になると考えているところでございます。 ○上地安之議長 濱元朝晴議員。 ◆9番(濱元朝晴議員) ありがとうございます。学校体育施設の安全性の確保の目的と、学校施設の耐震化が図られるということで、そして今後、この大謝名小学校屋内運動場・水泳プール増改築事業はどのような工程で進めるかお伺いします。 ○上地安之議長 教育部長。 ◎比嘉透教育部長 御質問にお答えいたします。大謝名小学校屋内運動場・水泳プール増改築事業は、令和元年5月末に基本・実施設計が完了しているところでございます。屋内運動場・水泳プールの解体工事の期間としましては、令和元年7月19日から令和2年1月6日までの工期として解体工事を進めているところでございます。 本体工事につきましては、令和2年1月上旬から令和3年2月中旬までの約13カ月の工事工程で事業完了を目指しているところでございます。 ○上地安之議長 濱元朝晴議員。 ◆9番(濱元朝晴議員) ありがとうございます。解体工事と本体工事が令和3年2月中旬ぐらいで終わるということですが、学校の敷地が狭くて、安全面等慎重に考慮して進めるべきだと思いますが、工事期間中、工事車両の進入路確保も大事だと思いますが、南建工業の敷地から出入りすると思いますが、工事をするためにどのような対策をとっているかお伺いします。 ○上地安之議長 教育部長。 ◎比嘉透教育部長 御質問にお答えいたします。大謝名小学校の敷地形態からしますと、南建工業側からしか工事車両の進入経路の確保はできないと判断して、解体工事が始まる前に、南建工業及び沖縄県住宅課並びに県営住宅の自治会には事業の説明を行いまして、理解と協力を得られたことから、解体工事に今着手をしているというところでございます。 ○上地安之議長 濱元朝晴議員。 ◆9番(濱元朝晴議員) 地域の関係者にも十分説明をして解体工事を安全に進めてもらいたいと思います。 そして、現在、体育館とプールは別に配置されていますが、今回の事業ではどのような配置になるかお伺いします。 ○上地安之議長 教育部長。 ◎比嘉透教育部長 御質問にお答えいたします。配置につきましては、現在、屋内運動場及び水泳プールのある位置とし、屋内運動場の上に水泳プールを設けることで、正門から運動場への通路や将来の増築スペースを確保し、渡り廊下を設置することで児童の校舎への移動に配慮した設計となっているということで御理解いただければと思います。 ○上地安之議長 濱元朝晴議員。 ◆9番(濱元朝晴議員) 配置は現在の屋内運動場の上にプールを設け、将来の増築スペースを確保するということ、その上、渡り廊下を設置して校舎への移動ができるように配慮をされているということで、すばらしい設備になると思いますが、解体工事を進める際にどのような工事、工程で進めるかをお伺いします。 ○上地安之議長 教育部長。 ◎比嘉透教育部長 御質問にお答えいたします。解体工事を行う屋内運動場、それから水泳プール、屋外トイレ、倉庫や作業スペースの部分に仮囲いを設け、運動場側より屋外トイレと倉庫の解体、次に屋内運動場、それから水泳プールの順で工事を進めてまいりたいと考えているところです。
    上地安之議長 濱元朝晴議員。 ◆9番(濱元朝晴議員) 大謝名小学校に通学するルートはいろいろありますが、正門、裏門、そして国道58号を渡り、団地前から通学する児童生徒もおりますが、正門と団地側から来る児童生徒の通学路に関する安全面はどのようになっているかお伺いします。 ○上地安之議長 教育部長。 ◎比嘉透教育部長 御質問にお答えいたします。工事車両の出入りは、全て運動場側で計画をしているため、正門側からの出入りはございません。県営団地側から来る児童の安全対策として、団地横の歩道から運動場へ仮の出入り口を設け、児童通路を確保し、工事車両は南建工業の通路を利用することで、経路を分離をしております。工事現場の出入り口及び南建工業の出入り口に交通誘導員の配置、夜間、休日には、工事現場出入り口に施錠を行い、安全対策に努めてまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 濱元朝晴議員。 ◆9番(濱元朝晴議員) ありがとうございます。工事車両経路の分離、それから交通誘導員の配置とかいろいろな対策で生徒の安全面を考えていると思いますが、学校の先生方や父母会に対しても十分に説明して、万全の対策をお願いしたいと思いますが、その件の対策はどのようになっているかお伺いします。 ○上地安之議長 教育部長。 ◎比嘉透教育部長 御質問にお答えいたします。大謝名小学校屋内運動場・水泳プール増改築工事のお知らせの文書を作成し、夏休みが始まる7月に、大謝名小学校児童、保護者、それから近隣住民の皆様へ既に文書通知をしているところでございます。文書の内容といたしましては、工事の事業概要やスケジュール及び工事期間中の安全対策についての内容ということになってございます。学校生活に支障のないよう十分配慮いたし、学校側とも協議を重ねて、安全対策には努めてまいりたいと考えているところでございます。 ○上地安之議長 濱元朝晴議員。 ◆9番(濱元朝晴議員) ありがとうございます。学校生活に支障のないように十分配慮して学校側とも協議を進めるということでお聞きしております。 最後に提案ですが、工事中のぬかるみの対策、グラウンドの改善、粉じん等対策、児童のクラブ活動やサッカー、倉庫、運動場を使う行事など、いろいろ父兄からありましたので、その辺も踏まえて検討をお願いしたいということで、この件は終わりたいと思います。 次に、浦添北道路開通による、交通渋滞の対策について質問をしたいと思います。浦添北道路は、沖縄西海岸道路の一部を形成して、平成30年3月18日に供用開始しました。宜野湾市では大変重要な道路であります。開通から1年余りが経過して、宜野湾市の南の玄関口である宇地泊周辺の渋滞がひどくなっております。特に朝夕、浦添北道路と国道58号宜野湾バイパスの交差点がひどく混んでおります。そして、ことしの6月27日にサンエーパルコシティが開業したのも原因の一つだと思います。また大謝名から伊佐交差点2.9キロのバスレーンの規制が延長され、平日5時30分から7時まで、その影響で周辺が渋滞していると思います。 そこで、開通から1年余りが経過した交通渋滞について、市当局はどのように思っているかお伺いします。 また、これら渋滞の調査やその対応についてどう考えているかお伺いします。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 濱元朝晴議員の御質問にお答えいたします。平成30年3月に浦添北道路及び臨港道路浦添線が開通したことにより、南部地域方面へのアクセスが飛躍的に向上いたしましたが、開通から約1年6カ月が経過し、議員の御指摘のとおり、国道58号宜野湾バイパスと浦添北道路の交差点である宇地泊インターチェンジを初め、周辺の道路におきましても交通渋滞が発生しており、市といたしましてもその状況は把握をしてございます。今後も引き続き宇地泊インターチェンジ及び周辺道路の交通状況の把握に努め、対策につきましては関係部署と調整を行いながら調査してまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 濱元朝晴議員。 ◆9番(濱元朝晴議員) 先ほどもお話ししたとおり、あの交差点が混んでいるということで、本員も地元で毎日この場所を利用しておりますが、サンエーやユニオンがある宇地泊・大謝名線と国道58号大謝名交差点から手前の右折帯の中央分離帯に5~6本のポストコーンが立っておりますが、直進する車両が多くて、せっかく右折帯がありますが、ポストコーンがあるために前に進まず、渋滞の原因になっております。この件について行政側がどのような対策がとれるかお伺いします。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。大謝名交差点付近の宇地泊・大謝名線のポストコーンにつきましては、車両のはみ出し防止のため、交通安全対策上設置をしております。車両の多くが真栄原向けの直進車両となっており、時間帯によってはポストコーンにより那覇向け右折帯へ入れない車両も確認をしております。限られた車両幅員の中でどのような対策がとれるか検討してまいります。 ○上地安之議長 濱元朝晴議員。 ◆9番(濱元朝晴議員) ただいまの真栄原に行く道が混んでいるということで、その県道34号線の渋滞も特にひどいところで朝夕の出勤、帰宅するときに混むところでありますが、夕方なんかは牧港方面から大謝名交差点で右折する車がありますが、黄色や赤になって、混んでいるものだから無理やり突っ込んで、十字路に入り込み、立ち往生している車両が多く見られます。宇地泊・大謝名線から真栄原向けの直進ができずに渋滞の原因となって、慢性的に渋滞しておりますが、その34号線が混んでおります。沖縄県の管轄でありますが、ここの渋滞に関しての対策がどのようになっているかお伺いします。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。中部土木事務所によりますと、県道34号線は、慢性的な渋滞が多い路線となっており、これまでにも渋滞対策工事は行われてきましたが、効果が少ないため、さらなる対策として、歩道を縮小し、バス停の移設、設置及び大謝名交差点側の左折帯増設などを実施すると説明がございました。 ○上地安之議長 濱元朝晴議員。 ◆9番(濱元朝晴議員) 県道34号線の慢性的な渋滞対策ということで、歩道を縮小したり、バス停の移設、設置したり及び大謝名交差点の左折帯を増設するというふうな形で進められていくと思いますが、県道34号線と国道58号の渋滞緩和のために中部土木事務所と市当局がしっかりと協議して、渋滞緩和をして、ここがスムーズに行くようにお願いしてもらいたいと思います。 これをもちまして、私の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○上地安之議長 以上で9番 濱元朝晴議員の質問を終わります。 進めてまいります。 ○上地安之議長 休憩いたします。(休憩時刻 午後1時49分) ○上地安之議長 再開いたします。(再開時刻 午後1時49分) 引き続き一般質問を行います。19番 知名康司議員の質問を許します。知名康司議員。 ◆19番(知名康司議員) 本日2回目です。皆さん、こんにちは。絆輝クラブの知名康司です。前もって議長の許しをいただいておりますので、通告どおり質問をいたします。 まず、きのうの新聞のスポーツ欄の見出しの中で、かなり私自身はショックでもありましたし、少し気持ちが下がる思いをしました。というのは、レスリングの屋比久翔平、地元の選手なのですけれども、屋比久翔平が初戦敗退ということで新聞の記事に載っていて、これがかなり私も期待をしていました。今行われているカザフスタンでの大会、この大会に3位以内でしたらもう確実、東京オリンピックに行けるということを聞いておりました。やる前から期待するのはどうかと思うのですけれども、かなり期待をしておりました。屋比久翔平だったらやるのではないかなということでありましたけれども、厳しいところではあります。 私の長男とも同級生でもありますし、また小さいころから、お父さんもレスリングやっていて、そのレスリング一家なのです。小さいときから見ていましたから、そこら辺も含めて、地元でもあるのです。この屋比久翔平は真栄原区ということでありますので、そういった面からも非常に期待をしておりました。 一番悔しがっているのは本人だとは思うのですけれども、あと一歩だったけれどもなというところでありました。今回は、残念な結果で終わりましたけれども、まだ希望はあるのです。あと2回ほど大会があるそうです。それを乗り切れば代表入りが可能ということをまた新たに聞きました。そこら辺で希望も湧いてきたところであります。今後の活躍を祈りたいと思います。 そこで、今までに宜野湾市出身でオリンピックに出た選手がいたのかどうか、それから伺って、あとは自席でもって質問をいたします。よろしくお願いをいたします。 ○上地安之議長 教育部長。 ◎比嘉透教育部長 知名康司議員の御質問にお答えいたします。これまでに確認をした範囲におきましては、宜野湾市出身の1名が1996年のアトランタオリンピックのバレーボール競技に出場しているということで確認がされているようでございます。 ○上地安之議長 知名康司議員。 ◆19番(知名康司議員) バレーボールということで大体めどはつきました。当市出身でオリンピックに出た選手が1人だけこれまでいたということでありました。 今後もオリンピック候補者として当市から出てくる可能性はあるでしょう。その場合の宜野湾市の支援のあり方をお伺いいたします。 ○上地安之議長 教育部長。 ◎比嘉透教育部長 御質問にお答えいたします。宜野湾市出身のアスリートが世界のスポーツの祭典オリンピックに日本代表として出場することは大変喜ばしいことでございまして、宜野湾市の誇りということでも考えているところでございます。 議員からも先ほどございましたけれども、本市出身者にはレスリング競技でオリンピック出場の期待が高い屋比久翔平選手がおりまして、今努力を続けられているというふうに考えております。屋比久選手のオリンピックの出場が決まった場合には、大舞台で最高のパフォーマンスができるよう、地域住民や関係団体、あるいは企業などのあらゆる方々と宜野湾市も応援の気運を盛り上げていきたい、このように盛大に考えているところでございます。 ○上地安之議長 知名康司議員。 ◆19番(知名康司議員) その際は、議員も一緒になって選手を応援していただきたいなと思っています。 また、ほかの地域でもってオリンピック代表になる可能性のある選手を応援している形がございます。聞いたところでありますが、パラリンピックの強化選手で車椅子陸上の喜納翼さん、うるま市出身でございますが、うるま市長が直接後援会長になって、その応援するということで、後援会も200名余りが集まってやったそうです。 それと、そういう後援会の形の方法もありますし、またバスケットの津山尚大選手の方法だと、海外に挑戦ということでありますが、その方法がクラウドファンディングで寄附金を募る方法、目標300万円に対しては410万円の寄附金が集まったそうです。こういった形での支援もあるということで、当然屋比久が決まった場合は、かなりの盛り上がりになると思いますので、今後を期待しようと思います。以上で1番の東京オリンピックに向け、市内有望選手に対する支援については終わります。 続いて、特定健診受診率向上と民間企業の活用についてでございます。本市においても40歳から74歳までの国民健康保険者を対象に、生活習慣病予防のための特定健診、特定保健指導を行っております。そこで、目安として、平成27年から平成29年までの3年間の特定健診の受診者数と受診率を年度ごとにお伺いいたします。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎比嘉直美健康推進部長 こんにちは。知名議員の御質問にお答えいたします。本市の特定健診受診率は、平成27年度33.2%、平成28年度34.3%、平成29年度はわずかに減少しまして34.2%となっておりますが、ここ数年で見ますと、増加傾向にございます。特定健診の受診者数でございますが、こちらは平成27年度は受診者数5,086人、それから平成28年度につきましては5,106人、平成29年度につきましては4,965人が受診してございます。近年、受診率は向上してございますが、国保加入者は減少しているため、特定健診対象者も毎年300人余りは減少してございます。 ○上地安之議長 知名康司議員。 ◆19番(知名康司議員) ただいま3年間の受診率と受診者数でございました。平成29年度の受診者数が4,965名、受診率が34.2%ということでありました。ところで、この受診率を上げるためにどのような方法で、またどこで行われているかを伺います。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎比嘉直美健康推進部長 御質問にお答えいたします。初めに、健診方法は大きく分けまして、集団健診と人間ドックも含めた医療機関で受診する個別健診の2通りがございます。平成30年度の集団健診は、年18回実施してございまして、市役所を初め5カ所の自治会、市立体育館、嘉数小学校、大謝名児童センターにて実施してございます。 ○上地安之議長 知名康司議員。 ◆19番(知名康司議員) いろんな場所で行われているということでありました。受診率が34%弱でありましたが、さらにこの特定健診の受診率を上げるためのいろんな工夫をされていると思いますが、どのような取り組みをしておりますか。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎比嘉直美健康推進部長 御質問にお答えいたします。今年度、新たな手法としまして、AI分析を活用した受診勧奨の取り組みを開始いたしました。具体的な手法としまして、過去3年間の受診歴や問診票をAIにて分析し、4つの特性別にグループ分けを行い、受診につながる情報を掲載した通知を発送いたしました。効果としまして、去る9月1日、市役所で実施しました健診では、受診者133名のうち85%が特定健診受診者であり、そのうち58%に当たる65人が過去3年健診未受診者でございました。従来の集団健診では、特定健診受診者は5~6割程度ですが、新たな取り組みによりまして、これまで受診していなかった対象者が受診につながっているというふうに考えてございます。 また、市民への周知としまして、ポスター制作にも工夫を凝らしまして、これまで実施場所や日時などを主としたお知らせのポスターを笑顔いっぱいのお子さんをモデルにした写真ポスターにて掲示してございます。ポスターの中でも、受けた健診のフレーズが大人や親御さんに対しまして健診を促す効果をもたらすものであるというふうに考えております。 ○上地安之議長 知名康司議員。 ◆19番(知名康司議員) 最新のAIを用いた方法で受診率につながるということでありました。非常に期待できるところがあります。 さまざまな工夫をして受診率向上に努めているところで、確かに役所の階段のほうにも、上る際に「受けよう特定健診、次の健診は長田公民館」などとあります。また、かわいい子供が健診を呼びかけるポスターも出ております。さまざまな形で市民に周知されているところです。 残念なことに、本市は特定健診受診率2年連続県内最下位であります。先月も夜8時の真栄原区自治会の役員会にも健康増進課の職員に来ていただいて、特定健診受診のPRをしておりました。受診者と未受診者には、医療費に8倍の差があるというデータも示され、受診率を向上させることで、将来的に負担しなければならない医療費の抑制につながるという説明を聞きました。 当市の財政もさらに厳しくなるこのような状況ですから、そろって健康づくり、生活習慣病予防に努めようと思いました。 提案をいたしたいのがありまして、低い受診率を憂慮している民間、特に企業、そういった民間もあるということです。そういった企業、あるいは店のオーナーができる部分も積極的に活用していただきたいということです。 実際話を聞いてみますと、集団健診の際、受診者が待っている間を利用して、このポーラという化粧品会社なのですけれども、ハンドマッサージを施したり、話し相手にもなったりというそういった、これもボランティアの一部なのですけれども、それも含め、ほかにもさまざまな方法があると思います。それを参考にしていただいて、積極的に活用なさっていただいたらいいと思います。私ももう既に特定健診は済んで来ました。また、模合のメンバーにも受診を勧めています。議員の皆さんも積極的に受診を勧められ、模合や集まりの中でも特定健診を勧めることを提案していただきたいと思います。ワーストワンは返上しましょう。そういったことでぜひ宜野湾市の受診率を高めていきたいものです。 さて、次の質問に入ります。3番目のオープンガーデンの推進と観光振興ということでありますが、オープンガーデンといえば、県内では南城市がかなり力を入れ、観光化して有名なところでございます。当局は、オープンガーデンという取り組みについては把握されているのでしょうか。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。オープンガーデンとは、緑化によるまちづくり、人々の交流、学習、環境美化などを目的に、自宅の庭を一般公開するものと認識しております。県内におきましては、観光振興を目的として、今帰仁村や名護市、南城市の観光協会などが取り組みを行っていると聞いております。 ○上地安之議長 知名康司議員。 ◆19番(知名康司議員) ありがとうございます。オープンガーデンの歴史は古いのです。1927年にイギリスが発祥ということでございます。個人の庭園を一般の方々に公開し、それにかかわる収益を看護、医療などに寄附した活動がオープンガーデンの始まりだと言われています。 南城市のオープンガーデンは、春と秋の年2回開催しております。ことしでもう10周年になるそうです。そこで、春は4月6日から14日までの8日間でしたが、私も現地へ行ってまいりました。まず、500円でパスポートを購入します。南城市全体で公開されている21カ所の個人の庭園をどこでも見学できるこの入場券であります。それで、さらによかったのがこのパンフの中にある南城市全体の地図がそこにあって、庭園が1つずつ表示され、見てみたいところがちょうどハート形に示されています。地図を手に21カ所のうち6箇所を拝見しました。込み入った場所に行きますので、大きな道路から部落内に入る際には、黄色いのぼりでオープンガーデンの表示があり、奥深くある部落内の庭園まで何本ものぼりが立てられていて、案内表示されているものだから、探すのは簡単でした。そういった工夫もされていて、それぞれの庭が持ち主の個性も生かされ、見た先々すばらしく、全てよかったです。 南城市のオープンガーデンは、南城市観光協会が取り組んでいるということがわかり、早速、斎場御嶽の近くにある観光協会に調べに行きました。職員からはオープンガーデンの波及効果として、参加庭主が市内全体に広がり、周辺地域の緑化、環境整備の意識が向上したと、また経済効果として市内の給油所、飲食店、スーパーや商店の利用が多く、観光場所が多いことでリピーターがふえているとのことでございました。他地域へは先進地として視察団体を多く受け入れ、その結果、浦添市、今帰仁村、名護市等で独自にオープンガーデンを始めているそうでありました。秋開催の南城市のオープンガーデンは11月16日から24日まであるそうです。私も再度、結局見なかった残った分を見に行く予定でございます。 説明がちょっと長くなりましたが、オープンガーデンが宜野湾市の観光にもつながること、また地域の交流にもなるものだと思います。南城市ではオープンガーデンの取り組みを観光振興につなげていますが、本市においても同様の取り組みを実施できるのかどうかを伺います。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。先ほども答弁いたしましたとおり、南城市や名護市、今帰仁村にて観光振興を目的にオープンガーデンの取り組みを実施していることは把握しております。名護市や今帰仁村では、さくらまつりやフラワーフェスティバルなどのイベントと同時に開催するなどの取り組みを実施しており、多くの観光客が訪れるイベントであると伺っております。 ただいま議員から南城市の紹介もございました。このようなオープンガーデンの取り組みが本市においても実施できないかとのことでございますが、オープンガーデンの取り組みを実施する上では、駐車場の確保や近隣住民の理解も必要になるものと考えます。本市においては、同取り組みを行っている市、町と比較し、ほとんどが住宅密集地域で、オープンガーデンに取り組む環境としては難しい印象がございます。ただし、個人宅にてオープンガーデンを実施したいとの要望が多くあり、近隣の環境も整う状況があれば、本市としてもどのように取り組みができるか情報収集してまいりたいと思います。 ○上地安之議長 知名康司議員。 ◆19番(知名康司議員) そんなに予算がかかるものではない事業になると思いますから、その辺はまた積極的に考えられてという要望をつけておきます。 それと、私も庭は好きなほうですので、3~4件ぐらいはめどをつけております。近隣にありますので、その辺を踏まえて、少しやる方向で、例えば今私が考えている方法は、宜野湾市というよりは地域を限定して、真栄原、この周辺地域を限定して10件ぐらいから始められて、それを広げる形でやってみたいなという構想もあります。それも参考として。この質問に関しては以上です。 あと4番目の真栄原から大謝名間の県道34号線の渋滞解消について。8月26日、真栄原公民館で開催された県道34号線における中期的渋滞対策説明会の主な内容の説明をお願いします。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 知名議員の御質問にお答えいたします。沖縄県中部土木事務所主催による県道34号線中期的渋滞対策説明会が8月26日に真栄原公民館にて開催され、50名程度の参加者がいました。知名議員を含め4名の地元議員により、沿道の方を対象に案内文をお配りしたと聞いております。 説明会の主な内容としましては、真栄原交番側から大謝名向けを2車線に変更することや、歩道を縮小してバス停車帯を設置する計画であり、令和2年3月には工事着手する内容の説明でございました。 ○上地安之議長 知名康司議員。 ◆19番(知名康司議員) ただいま真栄原公民館で8月26日に開催された県道34号線渋滞解消の対策説明会、これも中期でございました。その中期の前に短期の渋滞解消策もありまして、それが5年前に真栄原から大謝名間にかけて、主には車線の変更を実施しております。特に右折帯、どちらからでも、大謝名から真栄原に上がる右折帯、そして逆の真栄原から大謝名に下る際の右折帯を入れることで渋滞解消になるという説明があり、工事もされました。多少は渋滞解消にはつながりましたが、根本的には解消までは至らず、今回の中期的渋滞対策の実施に向けた説明会となりました。 概要は先ほどの説明のとおりでありますが、そこまで至った経緯があります。ことしの1月17日に桃原功議員の呼びかけのもと、周辺3自治会、真栄原区自治会長嶺将明会長、上大謝名区自治会大城ちえ子会長、大謝名区自治会天久盛忠会長、またかかわる3地域の市議会議員、桃原功議員、私知名康司と平安座武志議員、山城康弘議員の7名で渋滞緩和研究会を発足いたしました。その後、毎月集まり、過去の精査もしながら、県にも要請し、意見交換もしました。また、自治会の総会での決議も経て、去る8月26日の住民説明会の開催につながりました。長年の懸念である真栄原から大謝名にかけての渋滞が目に見える形で解消されることに期待をしております。 次に、中部土木事務所は、順調であれば来年工事に着工すると言っていました。県道と市道がちょうど交わる部分があります。市道の取りつけ部分があると思いますが、宜野湾市に対してそういう整備要請などはございましたか。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。県道34号線と取りつけされている主な市道としましては、真栄原交番側の真栄原13号及び大謝名パイプライン側の真志喜・大謝名1号の2路線でございます。現在、中部土木事務所から市道整備についての要請はございませんが、渋滞解消に向け市の対応すべき区画線の引き直しなど、今後県と調整する必要があると考えております。 ○上地安之議長 知名康司議員。 ◆19番(知名康司議員) 早速来年以降工事に入ると思いますけれども、その際は協力をお願いいたします。 さて、次の質問は、安室奈美恵の日とミュージアム建設による観光振興についてでございますが、2日前、9月16日に、安室奈美恵さんが現役を引退してちょうど1年が経過した日になっています。まだまだ現役でやれたような気がしますが、本人の望みでもありましたし、優しく見守っていきたいところです。 この2日前に会場に行ったときの人気のすごさがもうすごいとしか言いようがなかったです。人が多いし、ファンの皆様方も飲み物買うのにもずっと列つくるし、グッズ買うのも列つくっているし、宜野湾のハートカードもそこにも列、もういろんな場面で、こんなに人がいるのかなと思うぐらいファンがいっぱいおりました。すごい影響力があるのだなと思いました。 その日さまざまなイベントがあったはずなのですけれども、イベントの内容の説明をお願いいたします。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。今週9月16日月曜日の「WE LOVE NAMIE HANABISHOW」は、安室奈美恵さんの引退1周年を記念して開催されたイベントで、コンベンションセンターでは、安室奈美恵さんの映像ライブ、海浜公園ではグッズの販売、トロピカルビーチでは花火ショーなどが行われ、マスコミ報道では全国各地からおよそ4万人の安室奈美恵ファンが本市海浜公園へ来場したとのことでございます。 そのイベントの中の1企画として、本市と宜野湾市観光振興協会、日本郵便沖縄支社の3者で実施した「ぎのわんハート(ハート)プロジェクト」は、ハートカードの販売、レプリカのハートポストへの投函、安室さんとハートをデザインした特別の消印のサービスを実施いたしました。9月16日当日は、朝全国ネットのテレビ番組でも紹介され、約1万人の来場者がハートカードの購入やハートポストへの投函を行い、「ぎのわんハート(ハート)プロジェクト」の事業開始日としてのすばらしいスタートになったものと考えております。 ○上地安之議長 知名康司議員。 ◆19番(知名康司議員) 「ぎのわんハート(ハート)プロジェクト」、これはもうかなりよかったです。以前にも何度か安室奈美恵ミュージアムについて、一般質問も上がっておりましたが、現在どのような進捗になっているのかをお尋ねいたします。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。これまでも何度か議会で答弁させていただきましたが、(仮称)安室奈美恵ミュージアムにつきまして、当事業実施に係る財源の問題や安室奈美恵さん御本人の意思の課題がございます。実施可能となれば本市のみならず沖縄県にとっても新たな観光施設となり得るすばらしい事業と考えておりますが、現在は、これらの課題をクリアできるかどうか、関係団体も含めて慎重に議論しているところでございます。 ○上地安之議長 知名康司議員。 ◆19番(知名康司議員) 財政的にも厳しいところではございますが、夢のある事業でもありますし、また多くの観光客がこの前見た感じでも多いですので、その辺も非常に宜野湾市にとってはいい、ためになるような内容でございます。 最後に、私からは提言として、安室奈美恵さんの日は残念ながら制定されませんでしたが、ファンの間では聖地となっているこの宜野湾市で、安室奈美恵さんのレガシーを残せるよう、また今後もずっとヒーローであり続けるためにも、引き続きさまざまな形で取り組んでもらえたらなと思います。頑張ってください。 最後に、交通安全対策として、まず1番目に、サンエーV21佐真下店前の信号機設置、それと湧橋線3差路の信号機設置でございます。どちらも信号機設置であります。まず、このサンエーV21佐真下店は御存じだと思いますけれども、この湧橋線3差路というところは、そのサンエーV21佐真下店を国際大学に向かってちょうど突き当たりの3差路になります。どちらも構造的には右側から来る車が緩やかな坂になっているところで、そこが右折する際は非常に出にくいという話もございました。 それともう一つは、最近になって、このサンエーV21の利用客が多くて、横断する際にもかなり神経を使うということで、特に夕方は横断する人は多いですので、その辺も踏まえてかなり危険になっているよというのがございました。 また、サンエーV21側のこの信号機設置する場所においては、これが変則の十字路でもない、4差路、5差路、何か変則なつくりになっているものですから、そこら辺は少し信号機も必要な場所ということになっております。それを踏まえて質問といたしますが、いかがでしょうか。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。まず、サンエー佐真下店前の信号機設置についてでございます。議員御指摘の箇所への信号機設置につきましては、昨年12月12日に真栄原区自治会長からの設置要請を受けまして、12月14日に宜野湾警察署長へ要請いたしました。宜野湾署交通課の警察官が現場調査を行った結果、現時点においては交通量、歩行者の横断状況など信号機の設置基準を満たしていないということで、公安委員会への上申は見送ったとのことでございました。 本市としましては、今後も地域の皆様や自治会と連携し、交通安全に取り組むとともに、信号機設置の再要請につきましても検討してまいります。 続きまして、湧橋線3差路への信号機設置についてでございます。当該交差点への信号機設置について、宜野湾警察署に問い合わせしましたところ、同規模交差点と比較して交通事故の発生件数が少ないことから、警察としては信号機設置の必要性は低いと認識しているとのことでございました。しかしながら、当該交差点付近は、沖縄国際大学、嘉数中学校、嘉数小学校の通学路になっておりますことから、本市としましては自治会やPTAへ立哨ボランティアの配置もお願いしているところでございます。今後とも信号機設置の要請も含め、地域と連携し、安全確保に努めてまいります。 ○上地安之議長 知名康司議員。 ◆19番(知名康司議員) かなり厳しいところではございますが、そのほかのアイデアとしては、標示がありますよね。よく十字路とか、そういった標示も含めて対策をとっていただけたら、周辺住民にとっても少しはいいのではないかなと思っております。 以上をもちまして、私の一般質問を終了させていただきます。ありがとうございます。 ○上地安之議長 以上で19番 知名康司議員の質問を終わります。 ○上地安之議長 暫時休憩いたします。(休憩時刻 午後2時33分) ○上地安之議長 再開いたします。(再開時刻 午後2時43分) 休憩前に引き続き、一般質問を行います。20番 呉屋等議員の質問を許します。呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 皆さん、こんにちは。絆輝クラブ、呉屋等でございます。ただいま議長よりお許しをいただきましたので、53回目の一般質問を行います。 まず初めに、普天間飛行場(普天満宮)周辺まちづくり事業の物件調査、そして補償などの進捗状況について御答弁をお願いいたします。 あとは自席よりお伺いいたします。よろしくお願いいたします。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎米須良清企画部長 こんにちは、呉屋等議員の御質問にお答えいたします。今年度の普天間地区の進捗状況といたしましては、参道広場、並松街道にございます補償建物の物件調査に着手しており、これで普天間地区全エリアの建物調査に着手をしている状況でございます。加えて、交流施設や並松街道の実施設計の着手及び門前広場の一部の用地取得につきましても完了しているところでございます。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 物件調査に関しては、もう普天間地域全て着手されたということを聞いて、大変うれしく思います。順調に今進んでいるものと理解しております。ありがとうございます。 そして、この門前広場のことに関しまして、広場の内容、そして供用開始時期につきまして、確認も含めて御答弁をお願いいたします。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 呉屋議員の御質問にお答えいたします。門前広場につきましては、各種イベント開催可能な広場、あずまや、駐車場の整備及び広場の一部に普天間交番の移設を予定しております。供用開始時期につきましては、現在執行中であります物件補償の状況にもよりますが、令和5年度以降の供用開始を予定をしております。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 広場のほうにはモニュメントとかそういったものも設置されるものだということも理解しておりますが、それでは令和5年供用開始を予定されておりますが、部長、実際の工事期間としては大体どれくらいの期間を見ていらっしゃいますか。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。工事の期間としましては、単年度1年間の工程の整備を予定しているところでございます。早期発注を行い、年末年始の初詣に影響が少なくなるよう工程を考えてまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 工事期間は単年度でできるということでありますので、今の物件補償が片付けば、大分スピードアップされた供用開始になるものだと期待をしておりますので、よろしくお願いします。 普天間交差点、3差路におきましては、普天満宮側には門前広場、そして高校側には参道広場ということで、この交差点、左右に広場が形成をされるわけでございますが、その交差点には陸橋がございます。バリアフリーであるとか、あるいは景観において、そしてまた平成23年には普天間1区自治会よりこの陸橋の撤去の要請がございました。本員も議会の中で何度か質問させていただきましたが、この交差点の上にある陸橋、いよいよ広場が供用開始をすると、どうしても景観面だとか、あるいはバリアフリーの点からも、この陸橋についてはやはりいろいろ取り上げられると思うのですが、市としてはどのような方針でしょうか。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 呉屋議員の御質問にお答えいたします。議員御質問の件に関しましては、平成26年度に南部国道事務所へ陸橋の撤去について確認を行ったところでございます。南部国道事務所において、交通量調査なども実施しましたところ、歩道橋撤去による渋滞の懸念や普天間高校の多くの生徒が利用していることから、本市のまちづくりに協力していく考えはあるものの、歩行者の安心安全も考慮しながら、協議をしていきたい旨ございました。 現在、門前広場の補償も進んでいる状況もございますので、今年度、普天間高校や地域の自治会の皆様に意見聴取を行ったところでございます。普天間高校からは、生徒の利用者が多く、撤去への懸念が示されております。さらに、地域の自治会、普天間1区、3区自治会からは、撤去や存置などの御意見がございました。以上の御意見を踏まえ、管理者であります南部国道事務所と改めて意見交換を行ってまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 実は、高校のPTAの評議員の中でこの件が報告ございまして、今の部長の説明のとおりではございましたが、ただ生徒が陸橋があった場合、なかった場合、こういうまちづくりができるのではないかというふうな提案もあったということを聞きまして、私も市からの提案というのは、陸橋をなくします、そして横断歩道を設置しますという至ってシンプルなのですが、私、そうではなくて、もうこれ、陸橋をもしなくす場合には、やっぱりどうしても、前にも提案させてもらっていますが、歩行者専用の地下道にすれば安全性は担保されます。あるいは発想を変えて、歩行者は上から、車を地下道に通す、そういった計画も、そうすればそこを駐車場にも活用できるわけですし、門前広場と参道広場でイベントがあれば、その交差点自体でイベントもできますので、もちろん国道と県道がございますので、提言として、答弁は結構ですので、そういうふうにこれから将来どういうふうな場所になっていくというビジョンのもとに、単純にその陸橋を撤去して横断歩道をつくるのではなくて、やっぱり地下というところも計算に入れながら考えていただきたいなということを御提言をさせていただきます。これは、答弁は結構でございますので、よろしくお願いします。 そして次に、交流施設でございますが、前回も質問しましたが、具体的な内容について御答弁をお願いします。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎米須良清企画部長 御質問にお答えいたします。交流施設につきましては、各種講座やイベントを目的に整備を予定しており、あわせて沖縄平和祈念像原型の保存及び展示についても行う予定でございます。 具体的な整備内容につきましては、交流を行う部分の施設につきましては、1階には事務室及び駐車場36台、2階には研修室や調理室、児童館と同等な機能を有する子供交流スペース、3階には室内球技が可能な多目的ホール及びイベント時の控室を兼ねたスタジオの整備を予定しております。 また、さきに申し上げた沖縄平和祈念像原型の保存及び展示を目的とした施設もあわせて整備を予定しているところでございます。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 平和祈念像原型の展示はもちろんですが、例えば2014年12月に宜野湾市立博物館にて開催されました山田真山企画展、これはたくさんの方が来場されました。本員も見て、大変すばらしい作品も拝見しました。この交流施設の中で原型以外にも、山田真山先生の作品、幾つかこれを展示する予定もございますでしょうか。 ○上地安之議長 教育部長。 ◎比嘉透教育部長 御質問にお答えいたします。整備予定の施設では、沖縄平和祈念像原型の保存及び展示を目的としているところでございます。その他の作品につきましても、原型の作者でございます真山氏の紹介の中で作品に触れる必要はあるものと認識をしているところでございます。 今年度行います沖縄平和祈念像原型基本実施設計業務委託において、展示方法の検討も行ってまいりますので、その中でどの程度の作品展示が可能か、映像展示も含めて決定してまいりたいと考えております。 なお、真山氏の作品展示に関しましては、原型の展示と絡めまして、当該施設内で企画展という形でごらんいただけるようあわせて検討を行っているところでございます。
    上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) ぜひよろしくお願いいたします。交流施設の内容については、この原型の展示、そしてまたホール、それ以外には中央公民館と施設的な中身は似通っているのかなと思いまして、何かもう少し特徴を、これからつくるものですので、できないかということで県内の幾つか同様の施設を見て回りました。中でもうるま市のゆらてくのほうを視察しまして、随所に、いろんなところにも工夫がされていまして、大変参考になる施設だなと思いました。とりわけ今回特に提言させていただきたいのは、このゆらてくにもありましたが、この交流施設に音楽の好きな人たちが集まることができるような、音楽の練習ができる、しかも防音の設備を備えたスタジオを設けられてはいかがでしょうか。本市には、音楽をなさっている方の発表する機会というのはいろいろございますが、練習をする環境というのがなかなか今厳しい状況にあると承知しております。ですから、この交流施設の中に防音設備を備えた音楽の練習のできる、このゆらてくさんにはドラムセットがあったりとかピアノがあったりとか、いろいろ本当にスタジオとしての機能がございましたので、本市のこの交流施設にもそういった防音機能を備えた音楽の練習のできる部屋をぜひとも設けていただきたいのですが、いかがでしょうか。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。昨年度行いました基本設計において、3階へのステージつき多目的ホール横に控室を兼ねたスタジオ3室を計画しております。議員御提案の防音機能の備えに関しましては、本年度の実施計画の中で類似施設の視察を行い、また補助もとの沖縄防衛局や庁内関係部署とも調整しながら検討してまいります。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 部長、ぜひ施設も見学されて、御検討をお願いいたします。 次に、平和祈念像原型復活のクラウドファンディングの状況についてお伺いしますが、きのう現在の状況と、あと最終的な目標額について御答弁をお願いします。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎米須良清企画部長 御質問にお答えいたします。本日午前中時点の寄附額は143万9,000円で、52名から御寄附いただいております。なお、本クラウドファンディングは目標額350万円、事業完了年度である令和7年度まで毎年行う予定でございます。今年度の寄附期限は9月20日金曜日までとなってございます。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 本員がきのう確認した段階では、47名で131万4,000円でしたので、この1日間で5名、そして金額にしても12万円ふえたということは、大変喜ばしいと思います。ただ、やっぱり目標額が結構な額でございますので、これも提言ですが、平和祈念像原型の動画を撮影をされてはいかがでしょうか。平面的な写真もいいのですが、私も平成18年の12月に初めて見て、かれこれ5~6回見させていただいていますけれども、それを見るたびにやっぱり表情が違って見えたりします。それは、夕方見たりとか日中みたりとか、朝見させていただくときによって、その見方がやっぱり変わってくるのです。ですから、時間をずらした動画を撮影して、奥のほうとか、あるいは糸満市摩文仁にある平和祈念像とのコラボレーションとか、あるいは違いというのがございますので、そういったものを映像で配信をする。また、これは次年度からのクラウドファンディングの中で、今回は写真を使いました。次回は動画を配信すると、より興味を持たれると思いますので、これは提言としてですが、いかがでしょうか。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎米須良清企画部長 御質問にお答えいたします。議員御提案の件につきましては、クラウドファンディングによる寄附獲得に向けてはもちろんのこと、事業のPRについても有効であると考えますので、その構成について、さきの答弁でもございました沖縄平和祈念像原型基本実施設計業務委託などにおいて検討を行ってまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) よろしくお願いいたします。 それでは、2番目の質問へ移ります。避難行動要支援者名簿を活用できる条例の制定についてお伺いいたします。午前中に濱元朝晴議員からも質問がございましたが、確認も含めて質問させていただきます。 まず、災害対策基本法第49条の10におきまして、市町村長は、避難行動要支援者の生命または身体を災害から保護するために必要な措置を実施するための基礎とする名簿、避難行動要支援者名簿を作成しておかなければならないと法律で定めてあります。 そこで、お尋ねしますが、この避難行動要支援者の対象人数、そして名簿登録者数並びに登録率につきまして、繰り返し答弁になると思いますが、御答弁をお願いします。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 こんにちは、呉屋等議員の御質問にお答えします。ことし8月31日現在でございますけれども、避難行動要支援対象者については2,206名、同意を得られて災害時要援護者避難支援対策協議会で登録をされている方が272名、登録率につきましては12.33%という状況でございます。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) それでは次に、この避難行動要支援者の自治会への加入率について御答弁をお願いします。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 呉屋等議員の御質問にお答えします。避難行動要支援者おのおのの自治会加入については、今のところ承知をしていないところでございます。登録手続の際に自治会加入の有無調査については、こちら当局としましても、今後の課題というふうにして考えてございますので、少し検討もさせていただきたいというふうに考えおります。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) やはりその自治会の加入率というのも大変なポイントになると思いますので、調査のほうもお願いします。 そしてまた、この272名の方が載っている名簿の活用と名簿掲載者の情報交換について、今現在、市としてはどのようにやっているのか、御答弁をお願いします。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えします。現状、手上げ方式にて登録してございます、先ほど申し上げました272名の避難行動要支援者の名簿については、支援者団体の提供、あるいは共有するというところまでは至ってはおりません。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) せっかく名簿をつくっても共有できなければ、ふだん見守りとか、いざというときの対応というのがなかなかできない。これは、個人情報保護という法律のもとに規制をされている。そこにジレンマがあると思います。 災害対策基本法第49条の11におきましては、市町村長は、災害の発生に備え、避難支援等の実施に必要な限度で、地域防災計画の定めるところにより、消防機関、都道府県警察、民生委員、社会福祉協議会、自主防災組織、その他避難支援関係者に対し、名簿を提供するものとするとあります。ただし、当該市町村の条例に特別の定めがある場合を除き、本人の同意がなければならないとあります。つまり、手上げ方式ですので、本人が同意しなければ名簿を提供できないと思います。ところが、ただし書きがございます。条例を制定すれば、その限りではないですよということがこの法律でうたわれておりまして、そこで我々は、先ほども濱元議員からありました千葉県千葉市のほうに政務調査にお伺いしまして、避難行動要支援者名簿に関する取り組み並びに条例施行に関して調査をしてまいりました。そのときの資料に関しましては、担当課の職員のほうにお渡しをしております。 そこで、提言ですが、本市におきましてもこの避難行動要支援者名簿を活用できる条例の制定が必要だと思っています。つまり、条例を制定すれば、手上げ方式ではなくて、これは逆手上げ方式で協定書を結んで、名簿を消防、警察、民生委員、そして自主防災組織、自治会、そういったところに提供できます。そうすれば、ふだんの見守りから、この名簿を活用しながら行うことができます。ぜひともこの条例の制定、本市においても検討し、条例を制定していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 呉屋議員の御質問にお答えします。先ほど名簿の提供、あるいはまた中身について共有するに至っていないという答弁を差し上げたところでございますけれども、これについてはやはり登録をして、それを共有するというものがやはり災害時における一番の共有かと、支援の強化にもつながるというところは認知はしておりますけれども、やはり私もこの中身をちょっと確認しました。病気とか障害歴とか事細かに書かれているというものもございまして、提供する側、あるいは受け取る側もこの間はちょっと尻込みしてしまったのかなと、そういった印象も受けてございます。議員御指摘のように、条例の制定によって、そういった課題、あるいは懸念事項も解消されるのかどうかを含めて、先進地含めて調査も研究もさせていただいて、方針、方向性を定めてまいりたいというふうに考えております。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) この条例を制定している自治体というのは、主に関西方面だとか、そういったいわゆる災害に見舞われた地域がこういった条例を制定されまして、実際に体験の中から個人情報保護法という壁の中に条例を制定すれば、こうやってふだんから活用することができるといった災害からの教訓でありますので、ぜひとも前向きに取り組んでいただきたいと思います。 私どもも地域見回り活動ということで、月に1度回っていますが、やはり自治会に入っていないところには情報が全くございません。ですから、やはり基礎自治体としての自治会への提供というのが私は一番大事かなと思いますので、よろしくお願いします。 それでは、3番目の質問に移ります。市民会館のさらなるバリアフリー化についてお伺いします。現在の市民会館もバリアフリーをされていることも承知していますが、今の現状を御答弁ください。 ○上地安之議長 教育部長。 ◎比嘉透教育部長 呉屋等議員の御質問にお答えいたします。宜野湾市民会館のバリアフリーの状況についてでございますが、高齢者や障害をお持ちの方も施設を利用していただくために、市民会館入り口までのスロープの設置、多目的トイレの設置、大ホール内の車椅子用観覧スペースの配置、エレベーターの設置などが挙げられるかと思います。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) では、例えば市民会館を利用していただいている方からの評判、あるいは満足度、CSIですね。こういったものをアンケートとかをとりながら調査はされていらっしゃいますか。 ○上地安之議長 教育部長。 ◎比嘉透教育部長 御質問にお答えいたします。これまでに施設の満足度等に関するアンケート調査は行ったことはございませんが、利用者の声として、玄関等出入り口の段差、雨天時のスロープの滑りやすさ、そして舞台へのアプローチに階段があるための使いづらさなどが過去に聞かれているところでございます。決して多くはございませんけれども、貴重な御意見でございまして、誰もが使いやすい施設を目指して、可能な範囲で今改善に努めているところでございます。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 実は、先月、障害者の皆様の集まるイベントがございまして、そこに参加した方が大変不便を感じたということで、私も改めて一緒にその箇所を確認させていただきました。こういった写真も撮りながら、担当課の職員にもお渡ししていますが、その当日、例えば今部長がおっしゃった国道側からのスロープ、そのスロープはあるのですけれども、手すりがついていない。せっかくのスロープがあっても手すりがないのでつかまるものがないという話をしていました。そしてまた、この汚れのせいでしょうか、車椅子を押していた方が足を滑らせてしまったと、これもう少しで大けがにつながるところでしたので、こういった滑り、またはタイルとタイルの溝がだんだん今広がってきていまして、確かに歩行器とか車椅子のタイヤがそこの目地の部分に挟まってしまいました。あとは、この市民会館の入り口の部分、本当に2~3センチの段差なのです。コンクリートが剥げた。そこを私も車椅子を押してみたらやっぱり動かなかったです。そういった本当に細かいことだったのですけれども、でも実際に体験してみると、本当に不便を感じました。 そして、今部長からもおっしゃった、この楽屋入り口のその階段、これは舞台に出る方は必ずそこを通らないといけないです。そのときに車椅子だと、あるいは寝台型の車椅子だと、4~5人がかりで持ち上げて行かないといけない。でも、階段なので大変危険だったということもおっしゃっていました。 ちょうどその現場視察をしたときに、たまたまそこをこれから何か改善するのかわかりませんけれども、何かそういったはかったり、様子を見ていたので、もしかするとそこを改善するのかなということで期待もしています。その他楽屋入り口の段差なんかもあったのですけれども、バリアフリーはやっているほうだとは思うのですけれども、やはりその当事者の目からすると、まだまだこういった細かい点とか、あるいは劣化によるものとかもあるのですが、そこのほうも改善はできないでしょうか。 ○上地安之議長 教育部長。 ◎比嘉透教育部長 御質問にお答えいたします。呉屋議員の御提言については感謝申し上げたいと存じます。御指摘の箇所につきましては、確認を行った上で、維持管理の範囲内で対応可能なものにつきましては、速やかに対応を図り、階段のバリアの解消など、比較的規模の大きなものにつきましては、現在、宜野湾市民会館保全計画に基づき進めております市民会館施設整備事業の中で、できる限り対応していきたいと、このように考えているところでございます。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 部長、よろしくお願いいたします。 それでは、4番目の質問に移ります。公共施設のネット予約についてお伺いします。現在、市の公共施設を予約する場合には、窓口に行って直接予約をするものと承知をしておりますが、現在の予約の方法から利用するまでの流れ、そして利用料金の支払いについて御答弁ください。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 呉屋議員の御質問にお答えいたします。総合運動施設利用の予約につきましては、市立体育館にあります受付窓口に直接お越しいただき、利用申請の手続をお願いしております。電話では予約受け付けは行っておらず、施設の予約空き状況の案内のみを行っております。料金の支払いについては、利用日当日の施設利用前に現金でお支払いをいただいております。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) それでは、公共施設を予約利用される方の声、どういった声があるのかとか、あるいは窓口での職員の対応時間について御答弁をお願いします。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。総合運動施設利用の予約受け付けにつきましては、現在、指定管理者に委託しておりますが、施設利用者から予約方法や料金の支払い等についての御意見等は特にはございません。 また、これらの窓口受け付け等に係る対応時間については、内容によっては時間がかかる場合もございますが、約10分程度の対応となっております。 受付窓口では、待ち時間が出ないよう指定管理者のスタッフ全員が対応できる体制となっております。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 他市のこういった状況を調査されたことがあるのでしょうかというのと、あとネットでの予約システムの導入については、調査研究をされたことがございますか。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。他市の状況でございますけれども、受け付け方法や利用料金については、随時他市町村と情報共有を図りながら管理運営を行っております。また、ネット予約システムについてでございますけれども、ネット予約システムを導入している市町村があることは聞いておりますが、現在のところ調査研究は行ったことはございません。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 実は、私、他市におきまして、お隣の浦添市さんに行きまして、公共施設の予約を今スマホでネット予約できるのです。それは調査して、市の職員の意見、指定管理者の意見、両方聞いてきました。大変利便性もよくなったということと、あとどうしてもやっぱり窓口はそのまま残しつつ、予約も両方並行するのだという話もございまして、そしてこのシステム、当然この予約をやるためにはシステムの経費がかかりますけれども、今回、提言をさせていただくのは、このシステム導入のための経費を実は助成をしてくれる制度がございます。団体がありまして、一般社団法人地域活性化センターというところで、実は県内の市町村結構やっているのです。浦添市さんもそうですけれども、平成30年度、今年度も豊見城市、南風原町、そして平成29年度、その前も宜野座村とか、北中城村、久米島町、八重瀬町、この宜野座村のほうも公共施設のホームページ作成並びに予約システムの導入で、総事業が320万円の予算で300万円助成を受けていまして、単費でやるには私もなかなか提言しづらいのですけれども、こういった助成制度がございまして、それを他市においてはうまく活用しております。 それで、来年はどうやるのかなということでちょっと調べましたら、東京都に本部がありまして、実は来年度の要項がことしの11月の中旬にホームページにて公表されます。申し込みが12月10日までと、来年度の助成対象自治体の申し込みなのです。年内、12月10日ぐらいには締め切るという話がありましたので、これも担当課の職員にはことしの要項をお上げしていますので、ぜひ研究していただいて、開発費がソフトとシステムで上限300万円までは出しますということで、実際もう実績も出ていますので、そういうのも調査研究していただいて、指定管理者のほうはやっぱりこういう予約制度というのも実は考えているというか、こういうのもあればなという話もちょっとちらほら聞いていますので、やっぱりどうしてもマンパワーだけに頼ると、窓口が閉まっているということもあります。そうすると予約状況もわからないし、そういうのもぜひ導入に向けて前向きに御検討いただきたいのですが、いかがでしょうか。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。御提言ありがとうございました。助成金を活用したネット予約システムの導入につきましては、今後、導入している他市の状況や利用者のニーズも含めて調査研究をし、検討していきたいというふうに考えております。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 次年度の募集が11月10日から12月10日ということで、今回ちょっと短いので、ぜひとも早目にお願いいたします。 それでは、5番目の質問に移ります。普天間中学校の学習環境整備の進捗状況をお伺いします。 (1)のテニスコートの整備の進捗状況についてですが、この質問は何度か取り上げさせていただいたり、あるいは学校PTAからも整備について陳情が出されておりますが、現在の状況をお聞かせください。 ○上地安之議長 教育部長。 ◎比嘉透教育部長 呉屋等議員の御質問にお答えいたします。普天間第二学校給食センター跡地利用方針につきましては、平成29年10月に、給食センター跡地を含めたテニスコートの拡張整備が決定をされておりまして、テニスコートの整備につきましては、最少の経費となるよう平成30年度に実施設計が既に完了しているところでございます。令和元年度より屋外教育環境整備事業として計画をしておりましたが、実施計画において先送りとなり、令和2年度以降の整備時期を今関係部署と協議調整をしているところでございます。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 現在、中学校のほうは大規模改造事業等々があって、それは理解できます。では、テニスコートの内容と、学校側との調整、学校側から2面というたしか要望があったと思いますが、その辺の調整はできておりますか。 ○上地安之議長 教育部長。 ◎比嘉透教育部長 御質問にお答えいたします。平成30年度に行った実施設計において、複数のテニスコート配置案を学校側と調整を行い、その結果、公式1面、練習スペース、いわゆる壁打ち、その配置を決定しているところでございます。テニスコート整備後は、現在、グラウンドにある1面と合わせて2面の使用が今後可能になるということで御理解いただければと思います。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 学校との調整が済んでいるということであれば、私がとやかく言うことはないのですが、そもそもこの問題は、運動場でテニスを練習しているところにサッカーボールが飛んできたり、野球ボールが飛んできたり、そういうのを私直接見たものですから、これは危ないのではないかなということで提案させてもらっていますが、幸い近くにもテニスコートがある学校がありますので、そちらのほうもぜひ参考にしながら、できれば複数面何とかできないかなということも考えているそうです。その辺よろしくお願いします。 では次に、普天間中学校の裏門の整備の必要性についてお伺いいたしますが、現在、車の出入りができる門というのは正門だけでございます。こういうことは実際あってはいけないのですが、万が一の事態が発生して、正門が使用できなくなった場合、混乱を来すおそれがあります。また、学校行事のときにも、今までちょっと不便を感じておりました。ところが、今やっています防音工事や大規模造成事業のために、工事用車両が運動場からこの学校給食センター跡地を通り、市道のほうに今通行ができるような状態がございました。卒業式や入学式の際にもそこを通させてもらいまして、本当に便利だなと思いました。安全性も確保できます。 そこで、お尋ねしますが、普天間中学校の裏門というのは人の出入りするのはできますが、これをもう少し整備の必要性についてどのようにお考えでしょうか。 ○上地安之議長 教育部長。 ◎比嘉透教育部長 御質問にお答えいたします。普天間第二給食センター跡地に仮設校舎建設時の工事用通路として整備した仮設のスロープが中学校グラウンドに出入りできるため、学校行事での利便性がよいとの声を聞いているところでございます。テニスコートを整備する際には、仮設のスロープは支障となることから取り壊す計画になってまいります。裏門の必要性につきましては、私のほうもせんだって現場確認してまいりましたけれども、避難経路の確保などの観点など、教育委員会としても必要だというふうな認識は持っているところでございます。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 認識を持っていただいているということは大変うれしく思います。例えば現在の裏門をグラウンドや、あるいは校内に車両が出入りできるように整備、検討をされてはいかがでしょうか。もちろん地域や学校がその調整、あるいは協議ということも当然必要ですが、事業化に向けた取り組みというのは可能でしょうか。 ○上地安之議長 教育部長。 ◎比嘉透教育部長 御質問にお答えいたします。現在ある裏門につきましては、裏門のほうから車両を進入しようとすると、とても進入できない状況、さらにグラウンドに行こうとすると倉庫があるということでございます。さらには、高低差がございまして、倉庫撤去後につきましてもスロープの必要性など出てくるかと思います。現在ある裏門をグラウンドに出入りできる整備につきましては、学校側とも協議をして、財源の問題ございますけれども、検討してまいりたい、このように考えているところでございます。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) いろいろな問題、財政的な面、そしてまた地域や学校との協議をしながら御検討をしていただければと思います。 それでは、6番目の質問に移ります。北地区駐車場需要調査事業の進捗状況についてお伺いしますが、今年度の当初予算1,041万6,000円の予算が計上され、そのうち1,017万5,000円が委託料でございました。この事業の目的や、あと調査方法、具体的な地域について御答弁をお願いします。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。まず、本調査事業の目的についてお答えいたします。平成30年3月に返還されましたキャンプ瑞慶覧(西普天間住宅地区)跡地における沖縄健康医療拠点ゾーン等を生かした新たなまちづくりの取り組みと合わせて、にぎわいと活気あふれる商業空間の形成を目指し、隣接する商店街等における市民駐車場の需要と必要性、効果などを検討することを目的として、事業を実施しております。 調査対象地域といたしましては、キャンプ瑞慶覧(西普天間住宅地区)跡地を基本とし、普天間商業地域及びキャンプ瑞慶覧返還地周辺を対象としております。 調査の方法といたしましては、調査対象区域における現状と動向把握を初め、既存駐車場の利用実態や駐車場経営者への聞き取り、そして市民アンケートなど、実態把握とニーズの確認を行ってまいります。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) それでは、部長、今後の流れというのはどのような流れになっているのですか。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。当該事業を進めるに当たって、調査を手がける委託事業者を選定し、契約締結後の令和元年6月から調査業務を開始しております。今後の予定といたしましては、調査対象地区内の利用実態調査、周辺の路上駐車の実態調査、市民アンケート、駐車場経営者を対象とした市場調査など、5つの調査を実施していく予定でございます。 調査の内容により対象地域の特性等を分析し、問題、課題の整理や必要性の検討を行いまして、今年度中に基本調査が完了する予定でございます。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 調査自体は今進んでいるということで、これからアンケートやいろんなまだ調査がある。今年度中に終わるということでありますが、対象地域が返還された西普天間、そしてまたその周辺ということでございますが、西普天間はともかく、周辺にはもうそれだけの大きな土地はないと思うのです。ですから、今後どのような調査があってくるかというのは、また調査結果を見ながら、私もまた精査させていただきたいと思いますが、地域の商店街からの要望でもございますので、実現できるようにまた鋭意頑張っていただきたいと思います。よろしくお願いします。 それでは、最後の質問に移ります。自動販売機の売り上げを活用した市庁舎への防犯カメラの導入についてお伺いします。この質問と提言は、平成29年6月定例議会から毎回のようにしつこくちょっと質問をしていますが、それだけ緊急性の高い案件であるということを認識していただきたいと思っております。 当初より、自動販売機の売り上げを活用した防犯カメラを設置している県内の自治体へ、本員、そしてまた担当職員の皆さんと一緒に調査研究をしました。そして、当初は、公園のほうに防犯カメラを設置してはどうかと思いまして、公園のほうの現場視察も行いました。今は、市庁舎のほうが先なのかなということで、その市庁舎にまずは自動販売機を置ける場所がどこにあるかという点で、担当の職員も汗をかいていただいて、一生懸命、ではどの場所だったら置けるのかと、今、庁舎においても耐震のものがあるので、なかなか厳しい中で、いろいろ汗をかいて頑張っていただいています。私も自動販売機の飲料メーカーさんに行きまして、直接またそういった旨をお願いもさせていただいております。何とか早くできないか。既存の販売機をそれに切りかえできないかと、いろんな角度からお願いに行っているところでございますが、そんな中、8月には本庁舎の3階の女子トイレに不審者があらわれるという不測の事態が起きました。私は、この不審者は1階の正面玄関から逃げたということも聞いております。仮の話ですが、市庁舎に防犯カメラが設置してあれば、あるいは抑止力になったのかなとか、あるいはその不審者を特定できることができたのかなと、防犯カメラのこの威力というのは、やはり御承知のとおりだと思います。本当に残念に思っているところでございます。 そこで、お尋ねしますが、もうこの販売機の設置場所、あとは設置場所だという話も聞いていますので、大体決まってきていると思いますが、その辺はいかがでしょうか。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 呉屋等議員の御質問にお答えします。自動販売機設置業者のほうからは、現在3案ほど設置候補場所をいただいてはおります。市としましては、自販機設置は行政財産の目的外使用となるため、設置場所が今年度から行う市庁舎耐震改修工事の影響や本来の市庁舎機能の妨げにならないか等を確認をしながら、候補場所の絞り込みを現在行っているところでございます。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 現在、市内に設置している防犯カメラは、ランニングコストが1台当たり大体10万円ということもこの議会の答弁の中で確認させていただいて、そういったコストが軽減できるこのシステムでございますので、そしてまた早目にやっていただきたい。そして、そのためには、防犯カメラを設置するためには、協定書を結ばなければいけませんが、協定書の締結時期というのもある程度、大体いつごろというのを予測されていらっしゃいますか。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 呉屋議員の御質問にお答えします。まず、自販機の売り上げを活用した市庁舎への防犯カメラの導入に当たりましては、市が本人の同意を得ることなく画像を、個人情報になりますけれども、取得することになるため、事前に個人情報保護審議会へ諮問を諮る必要があるというふうに認識をしております。今後、必要な手続を踏まえた後に、協定書の締結というところで想定はしております。年度内に協定書の締結ができるように今後調整してまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) それでは、松川市長へお伺いいたしますが、この犯罪への抑止力や、あるいは万が一犯罪が発生した場合の逮捕というか、検挙につながるカメラ、その防犯カメラを自動販売機の売り上げを活用することができます。市への財政負担も軽減できますので、私も何度もこの議会でその必要性、そして自動販売機メーカーさんもいろいろな面で協力をしてもらえるという話もあります。新規ではなくて既存のものを切りかえて、プラス新規というか、いろんな形で協力体制も話もしてくれていますので、市長の御見解をお伺いしたいと思います。 ○上地安之議長 市長。 ◎松川正則市長 こんにちは。呉屋議員のただいまの御質問にお答えをいたします。市役所はやはり不特定多数の皆様がいらっしゃると、さらには市の事業であったり、要請団であったり、それ以上に数多くの方がいらっしゃるということからしますと、やはりこの防犯カメラの設置というのは遅いのかなぐらいの今思いであります。 先日、御案内ありましたような犯罪がありましたし、そこの抑止力に防犯カメラがあればなかったのか、あるいは犯人が特定できたのではないかということも確かに議員御指摘のとおりだと思います。 これまでずっと呉屋議員から提言をいただいています。本当にありがたい提言ですが、予算をかけずに防犯カメラが設置をできると、ランニングコストも考えますと、当然それは市の厳しい財源の中からそういうことは捻出は難しいということからしますと、非常にいいアイデアだと思います。 先ほど総務部長からありましたように、時期的に今庁舎が耐震化の工事が入ってまいりますので、そこら辺もありまして、総務部が今きゅうきゅうとしているのかなということは感じております。ただ、内容的には総務部長からありましたように、協定であり、あるいは場所であり、しっかり対応させていただきたいと思います。早目の設置ができるように私も努力をしてまいりたいと思います。以上です。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 市長どうもありがとうございます。やはりいろんな条件が今重なっていて、厳しいということもよくわかっておりますが、やはり防犯カメラの設置というのは、本当に抑止力にもなりますので、ぜひとも、先ほど部長の答弁では年度内というようなお話もございましたので、年度内にそれができるようにお願いをしまして、本員の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○上地安之議長 以上で20番 呉屋等議員の質問を終わります。 以上をもちまして本日の全日程が終了いたしましたので、本日の会議を閉議いたします。なお、次の本会議は9月19日午前10時から会議を開きます。本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでした。(散会時刻 午後3時38分)...